米各地で抗議デモ続く 黒人死亡、州兵5000人動員

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米各地で抗議デモ続く 黒人死亡、州兵5000人動員
5月31日、米マサチューセッツ州ボストンで抗議する人たち(ロイター)【拡大】

 米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、5月31日も全米各地で抗議デモが実施された。米メディアによると、デモの激化に対応するため、15州と首都ワシントンで計約5000人の州兵が動員された。 デモは連日深夜にかけて過激化しており、厳戒態勢が続いている。南部テキサス州のアボット知事は31日、緊急事態を宣言。夜間外出禁止令は西部サンフランシスコなど20都市以上に広がった。 一方、トランプ大統領は31日、デモの暴徒化は「極左」や「無政府主義のANTIFA(反ファシスト)」の仕業だと主張し、ツイッターで「テロ組織に指定する」と表明した。ANTIFAは過激な左派運動の一種だが、特定の組織というより個人や左派組織の緩やかな連帯とされ、テロ組織指定は困難との見方もある。 トランプ氏に人種問題で批判の矛先が向きつつある中、11月の大統領選をにらみ「左派による暴動」に焦点を当てたい思惑とみられる。 大統領警護隊(シークレットサービス)は31日、これまでホワイトハウス周辺のデモ対応に当たった警護隊の60人以上がけがをしたと発表した。 抗議デモは欧州にも飛び火し、31日には英ロンドンでも行われた。(共同)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 米各地で抗議デモ続く 黒人死亡、州兵5000人動員