漫画家、ジョージ秋山さんが死去 「浮浪雲」などで人気を博す

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漫画家、ジョージ秋山さんが死去 「浮浪雲」などで人気を博す
ジョージ秋山さん【拡大】

 長期連載の「浮浪雲」などで人気を博した漫画家のジョージ秋山(あきやま、本名秋山勇二=あきやま・ゆうじ)さんが5月12日死去した。77歳。東京都生まれ、栃木県出身。告別式は家族で行った。 上京し職を転々とした後、漫画家森田拳次さんのアシスタントに。1966年に「ガイコツくん」でデビュー。講談社児童まんが賞を受けた漫画「パットマンX」などのギャグ漫画で人気を得た。 その後、人間のモラルを問う作風へ一転。貧しい青年が金と地位を求めて連続殺人を犯す「銭ゲバ」は評判を呼び、映画化もされた。だが同時期に少年マガジンで連載を始めた「アシュラ」は人肉食などの過激な描写が問題視され、一部の県で有害図書に指定された。 休筆後、73年からビッグコミックオリジナルで「浮浪雲」の連載を開始。幕末の江戸を舞台にした人間味のある庶民の物語は、広く共感を集め、44年続く長寿のヒット作となった。同作の他、「恋子の毎日」「ピンクのカーテン」も映画やドラマになった。 ユーモアとペーソスに富んだ作風を得意とする一方で、独自の家族論や宗教観に基づく漫画やエッセーも手掛けた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 漫画家、ジョージ秋山さんが死去 「浮浪雲」などで人気を博す