東京都、新たに３４人感染　「東京アラート」検討

　東京都は２日、新型コロナウイルスの感染者が新たに３４人報告されたと明らかにした。小池百合子知事が開会中の都議会で答弁した。３０人以上となるのは５月１４日以来、１９日ぶり。都は感染拡大の兆しがあるとして「東京アラート」を発表し、警戒を呼び掛けることを検討している。　多数の感染者が出ている武蔵野中央病院（小金井市）が２日、新たに入院患者ら１５人の感染が分かったと発表し、少なくとも一部は都の報告人数に含まれているとみられる。この病院での感染者は合計で３１人になった。　都内の感染者数は３月下旬から急増。４月中旬にピークに達した後は減少に転じ、５月２３日に２人にまで減少したが、２５日の緊急事態宣言解除後は微増の傾向を示していた。