企画・宮崎駿氏×監督・宮崎吾朗氏の親子タッグ! ジブリ初、全編3DCGで長編アニメ「アーヤと魔女」今冬放送予定

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企画・宮崎駿氏×監督・宮崎吾朗氏の親子タッグ! ジブリ初、全編3DCGで長編アニメ「アーヤと魔女」今冬放送予定
宮崎吾朗氏【拡大】

 「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」などで知られるスタジオジブリが初の全編3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)の長編アニメを制作することが3日、分かった。NHKで今冬放送予定の「アーヤと魔女」で、原作は英国の児童向け小説。同作を気に入った宮崎駿氏(79)が企画し、監督は映画「ゲド戦記」などを手掛けた宮崎氏の長男、宮崎吾朗氏(53)が務める。最強の親子タッグで、新型コロナウイルスと対峙する国民に希望を与える。 丁寧な手作業から生まれる繊細で温かい作風から、世界を席巻する3DCGの世界へ。ジブリがコロナ禍に負けじと新たな可能性を追求する。 注目の作品は宮崎駿氏が監督した2004年公開の「ハウルの動く城」の原作者で英女流作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさん(享年76)の「アーヤと魔女」。魔女の娘とは知らずに育った少女、アーヤが意地悪な魔女に立ち向かうファンタジーだ。 駿氏が同作を気に入り、長編アニメ制作を企画。長男の吾朗氏が監督を務めることになった。吾朗氏は、脚本で父が参加した11年の監督作品「コクリコ坂から」で第35回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。テレビアニメ作品は14~15年放送の「山賊の娘ローニャ」に続く2作目となる。 ジブリ作品では1994年の「平成狸合戦ぽんぽこ」でCGを初導入したが、基本は味わい深い手書きアニメ。今回初挑戦の3DCGは立体的な映像が特徴で、最近では「アナと雪の女王」や「トイ・ストーリー」などが代表作だ。日本では昨年、「ルパン三世 THE FIRST」が公開された。 アニメ関係者によると、3DCG制作は米国や東南アジアなどが積極的で、日本や欧州では手書きが主流。「コンピューター処理の3DCGも手書きと同様、繊細な作業が必要」と説明した。 ジブリの鈴木敏夫プロデューサー(71)は今作について「コロナの後、世界はどうなるのか?映画やテレビだって、それを避けて通ることはできない」と説明。 その上で、主人公のアーヤには「憎たらしいけど、なぜかかわいいアーヤ」と愛着があり、「アーヤは世界一賢い女の子の物語。賢ささえあれば、どんな時代も乗り越えられる。いろんな人に愛されることを願っています」と力説。希望を与える作品であることを確信していた。 ◆「レッドタートル」以来4年ぶり ジブリにとって長編アニメの新作は16年公開の「レッドタートル ある島の物語」以来4年ぶり。今作「アーヤと魔女」は、自身が魔女とは知らずに育ったアーヤが主人公。ある日、魔女の家にひきとられることになり、最初は魔法を教えてもらえると思い喜んだが、家に閉じ込められ、こき使われる毎日。嫌気がさしたアーヤは、魔女が飼う黒ネコに助けてもらい、魔女に立ち向かうための呪文を作る…。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 企画・宮崎駿氏×監督・宮崎吾朗氏の親子タッグ! ジブリ初、全編3DCGで長編アニメ「アーヤと魔女」今冬放送予定