大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館」、公開日が7月31日に正式決定

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大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館」、公開日が7月31日に正式決定
大林宣彦さん【拡大】

 肺がんのため4月10日に死去した映画監督、大林宣彦さん(享年82)の遺作となった映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」が7月31日に公開されることが正式に決まり4日、配給会社のアスミック・エースから発表された。当初はくしくも大林監督の命日が公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた。 作品は現代の若者3人が映画館でタイムスリップし、日本が体験した歴史上の戦争を次々と追体験するファンタジー。戦争の残酷さや横暴な人間模様を描き、平和を祈念し続けた大林監督の集大成となった3時間大作だ。女優、成海璃子(27)や常盤貴子(48)ら豪華キャスト陣が脇を固めている。 公開と同時に発売されるパンフレットは、この映画のプロデューサーでもある妻、恭子さん(81)との長女で映画感想家、大林千茱萸(ちぐみ)さん(56)が編集。かつて大林映画に主演した富田靖子(51)と石田ひかり(48)の初対談のほか、温かく慈愛に満ちた大林監督の秘話も随所にちりばめられている。 関係者によると、大林監督をしのぶお別れの会は、コロナ禍の状況などを考慮しながら後日、行われるという。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館」、公開日が7月31日に正式決定