宝塚音楽学校、ようやく入学式 校歌斉唱などなし

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
宝塚音楽学校、ようやく入学式 校歌斉唱などなし
大劇場ロビーで行われた宝塚音楽学校入学式【拡大】

 未来のタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校の108期生入学式が5日、初めて兵庫・宝塚市の宝塚大劇場の大広間(ロビー)で行われた。 同校は新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月7日から臨時休校しており当初、入学式は同17日に予定していた。例年、同校の講堂で開催されていたが、クラスター対策のため会場を変更。スペースが広くなり、ソーシャルディスタンスを保ったいすの配置、さらに換気も可能となった。内容も大きく変更し国歌、校歌を斉唱せず、音源を流すだけとなり、伝統の本科生に校章をつけてもらうセレモニーもなしとなった。 小林公一校長は「108期生は合格発表も入学式も、例年とは異なる形で行わざるを得なくなりましたが、それは逆に、入学したときから既に注目される期生になったということでもあります。だからこそ、一生懸命努力して、夢の実現に向け着実に一歩ずつ成長していってほしいと思います」とエールを送った。 宝塚歌劇団102期生の花組娘役、鈴美梛なつ紀の妹、岡原ゆづきさんは「幼い頃から憧れていた宝塚音楽学校で、早く授業を受けたいという気持ちでいっぱいでした。自粛中も自主稽古に励んでいましたが、心身ともに休むこともできましたので、これから宝塚音楽学校での生活で精いっぱい努力し、立派な舞台人となれますよう、日々精進致します」と自粛期間を振り返った。 愛知県出身の石川まいさんは目標のタカラジェンヌを聞かれると「幼い頃から憧れている湖月わたるさんのように、ダイナミックなダンスと男らしさでお客さまをとりこにできる男役になりたいです」と目標を語った。 108期生は3月27日に行われた合格発表も、風物詩である掲示板に受験番号が掲示される形ではなく学校の公式サイトでの発表だった。合格した40人は2年間、歌やダンス、日本舞踊などのレッスンを受けるが、約2カ月続いた休校のため、夏休みの短縮や行事の見直しなど、大幅な日程変更を余儀なくされている。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 宝塚音楽学校、ようやく入学式 校歌斉唱などなし