吉本無観客ライブ開催 とろサーモン、108日ぶり舞台は“ソーシャルディスタンス漫才”

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吉本無観客ライブ開催 とろサーモン、108日ぶり舞台は“ソーシャルディスタンス漫才”
ソーシャルディスタンスで漫才を披露した村田(左)と久保田=東京・渋谷【拡大】

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館していた東京・渋谷のヨシモト∞ホールで6日、約3カ月ぶりに公演が再開され、2017年のM-1グランプリの優勝コンビ、とろサーモンがトップバッターを務めた。吉本興業は同日から全国の劇場を段階的に再開し、同劇場が先陣を切って無観客で有料生配信公演を実施。約2メートルの距離を取り、アクリル板越しの“ソーシャルディスタンス漫才”で劇場復活ののろしをあげた。 吉本興業の劇場に、再び笑いの火が灯った。 M-1王者のとろサーモンは、ヨシモト∞ホールで無観客による単独ライブを有料で生配信。 舞台は、新しい生活様式ならぬ“新しいお笑い様式”だ。劇場入りする際は出演者らは検温。漫才に使用するサンパチマイクは通常1本をコンビで共有するが、2本に追加。久保田かずのぶ(40)と村田秀亮(40)は約2メートル離れ、縦180センチ×横90センチのアクリル板が置かれた。 108日ぶりの漫才をアクリル板越しで演じたボケの久保田は「刑務所(の面会)みたい」。ツッコミの村田はどつきをしない新スタイルに「デビュー以来の緊張」と戸惑いながら、久保田に向けて「近づいてくんなよ!」とソーシャルディスタンスを強調した。 報道陣の取材に応じた久保田は「こんなに来てくださってM-1ブームの再来。もう問題は起こしません」とM-1優勝直後に発した歌手、上沼恵美子(65)への暴言騒動の自虐ネタで笑いを誘い、相方との距離感に「慣れたけど、濃厚接触という武器を取られたような…」とこぼした。 吉本では3月2日から全国の劇場で観客を入れた公演を中止し、3月6日から無観客での生配信公演を実施。緊急事態宣言を受け、4月8日から配信公演も中止し、その後はお笑い芸人が自宅からネタなどをリモートで届ける企画を行った。 19日からは大阪・なんばグランド花月、東京・新宿のルミネtheよしもとなど5劇場で、週3回の観客を入れた公演を再開。観客は約2メートル離れて着席するなど、あらゆる感染防止対策を徹底して笑いを届けていく。★アインシュタイン稲田「勘違い」 この日のヨシモト∞ホールには、4月に大阪から東京に進出したアインシュタインも登場し、無観客でトークライブを有料生配信。稲田直樹(35)と河井ゆずる(39)の2人も約2メートル離れ、トーク。昨年に「よしもとブサイクランキング」で1位になった稲田はルックスいじりをされない外出自粛期間を振り返り、「男前なんかなと勘違いしちゃう」と笑わせた。また、関西では、大阪・難波のよしもと漫才劇場で無観客の有料生配信公演が実施され、昨年のM-1王者、ミルクボーイらがネタを披露した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 吉本無観客ライブ開催 とろサーモン、108日ぶり舞台は“ソーシャルディスタンス漫才”