いざ、最年少タイトル獲り 藤井七段の挑戦、渡辺棋聖の意地/将棋

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いざ、最年少タイトル獲り 藤井七段の挑戦、渡辺棋聖の意地/将棋
4日の挑戦者決定戦を制した藤井七段。相手の永瀬二冠をうならせる一手を見せた【拡大】

 将棋の「第91期ヒューリック杯棋聖戦」(産経新聞社主催)の五番勝負は8日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で第1局が指される。17歳10カ月20日の高校生プロ、藤井聡太七段は、タイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新し、渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に挑む。最年少タイトル獲得へ向け、初体験となる五番勝負の相手は「現役最強」と評される三冠保持者で、歴史に残る名勝負が期待される。 史上最多の29連勝など数々の記録を打ち立ててきた天才高校生が、いよいよタイトル獲得に挑む。初のタイトル戦の相手は「現役最強」「棋界随一の戦略家」と称される渡辺棋聖だ。 「挑戦することができてうれしい。非常に充実されている方が相手。1勝でも多く勝てるよう頑張る」 4日の挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(27)に勝った後、藤井七段は渡辺棋聖に挑む喜びを語った。初対局となった昨年2月の朝日杯オープン戦決勝では、持ち時間40分の一発勝負で藤井七段が勝利。今回は1カ月半の間に同じ相手と最大5局を戦う五番勝負だ。藤井七段にとって初体験の長丁場で「トップ棋士とじっくり戦える最高の舞台。五番勝負を通して自分も成長したい」。歴代5位の通算タイトル25期を誇る現三冠保持者の胸を借りる。 勢いがある。4日の対局は、中盤まで永瀬ペース。“ゲームチェンジャー”となったのは永瀬二冠が一瞬攻勢を緩めた隙に藤井七段が54手目で打った「3六銀」。永瀬二冠はこの直後、1時間8分もの長考を強いられ、持ち味の「負けない将棋」を崩された。実力者が「読んでいない手だった。思いもつかない類いの手」とうなった、17歳の一瞬の輝きだった。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) いざ、最年少タイトル獲り 藤井七段の挑戦、渡辺棋聖の意地/将棋