藤井七段、歴史的先勝! 第2局は28日、一気にタイトル王手だ!!/将棋

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藤井七段、歴史的先勝! 第2局は28日、一気にタイトル王手だ!!/将棋
棋聖戦第1局に勝利し、感想戦に臨む藤井七段。手前は渡辺棋聖=東京・千駄ケ谷の将棋会館(松本健吾撮影)【拡大】

 先手の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に157手で先勝した。17歳10カ月20日の藤井七段はタイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新。今年は新型コロナウイルスの影響で対局が約2カ月中断したが、不断の努力で棋力は充実。注目の初戦で「現役最強」と評される渡辺棋聖を接戦で退け、次の目標である最年少タイトル獲得に向け好発進した。第2局は28日に東京・将棋会館で行われる。 10時間44分の熱戦に終止符を打ったのは、▲2四桂の逆王手。午後7時44分、渡辺棋聖が投了し、ゆっくりと頭を下げると、藤井七段は安堵の笑みを浮かべた。 「先勝することができてよかった。ほっとしている。第2局に向けてしっかりと準備したい」 対局前は、目を閉じてうつむき、集中した。そして臨んだ注目の初戦は午前9時、角道を開ける▲7六歩で幕開け。藤井七段は渡辺棋聖の得意とする「矢倉」の戦法を採用。自身が得意とする「角換わり」を封印する意外な選択となった。「意表を突かれた」という渡辺棋聖が冷静に反撃してきたが、中盤、藤井七段はそれをうまくかわし、自らは受けの将棋で強敵をじらした。 形勢が良くなると、藤井七段は前後の体の揺れが大きくなる。終盤はその揺れが激しさを増し、マスクを外してギアをトップに上げた。タイトル防衛に燃える渡辺棋聖もマスクを外し、時折着物の袖をまくり上げて応戦した。ともに持ち時間の4時間を使い果たし、1分将棋に突入。渡辺棋聖が“王手ラッシュ”を掛けたが、17歳は冷静にしのぎきった。 史上最多の29連勝など数々の記録を打ち立てた高校3年生。今年1月に、「基本的に、大学に進学することは考えていません。これからの数年間は強くなる上で非常に大切な時期と思います。その間、集中して取り組みたい」と棋士の道に専念する意向を示した。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 藤井七段、歴史的先勝! 第2局は28日、一気にタイトル王手だ!!/将棋