“美のカリスマ”佐伯チズさん死去 76歳、3月にALS公表したばかり

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“美のカリスマ”佐伯チズさん死去 76歳、3月にALS公表したばかり
日本の女性に美意識の意義を教示してきた佐伯さん。筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病と最後まで闘った【拡大】

 透明感ある美肌が印象的だった“美のカリスマ”こと、美容家の佐伯チズ(さえき・ちず)さんが5日午後4時59分、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため東京都内の自宅で死去したことが9日、分かった。所属事務所が発表した。76歳だった。 今年3月にALSを患っていると公表したばかり。同事務所は書面で「(病気の診断後)本人の強い遺志のもと美容家として全うすること、佐伯チズらしくあること、を第一義に病と向き合ってまいりました」と説明。葬儀は7日に親族で執り行ったという。 最後の公の場は昨年12月末。病名公表まではテレビ番組や講演などで元気に活動していたが、最近は自宅での療養が続いていた。ただ、7月9日に発売されるムック本「夢は薬 諦めは毒」(宝島社)の原稿の確認など仕事もこなしていた。 亡くなる1週間ほど前から、薬の作用で眠る時間が多くなっていたといい、喪主を務めた長男の佳之(よしゆき)さんは「私や親族、スタッフに見守られ、眠るように亡くなりました」と振り返った。 お別れ会は、新型コロナウイルスに関連する状況を見極めながら検討。この日、美容家でタレントのIKKO(58)はツイッターで「大先輩の美容家・佐伯チズ先生数々の偉大なる功績は、私達、後輩の道標でありました。天国で、ゆっくりお休みになってください」と故人を偲んだ。佐伯 チズ(さえき・ちず) 1943(昭和18)年6月23日生まれ。滋賀県出身。67年入社のフランスの化粧品メーカー、ゲラン社を経て、88年にパルファン・クリスチャン・ディオールに入社。国際トレーニングマネジャーとして、美容部員の育成を担当した。2003年に同社を定年退職した後、エステティックサロン「サロン・ドール・マ・ボーテ」を開業。エステティシャンとして活動しながら、雑誌やテレビなどでも活躍した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) “美のカリスマ”佐伯チズさん死去 76歳、3月にALS公表したばかり