さだまさし、服部さんは「寝ないでアレンジしてくださった」

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さだまさし、服部さんは「寝ないでアレンジしてくださった」
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 シンガー・ソングライター、さだまさし(68)が11日、サンケイスポーツの取材に応じ、心不全のため83歳で死去した作編曲家、服部克久さんをしのんだ。 服部さんとの交流は、グレープ時代の1975年に発表した「交響楽(シンフォニー)」の編曲を依頼して以来、45年に及ぶ。「アルバムのアレンジをお願いした時には『曲がないぞ、明日までに作れ』とご自宅に呼ばれ、僕が徹夜で書き、先生が寝ないでアレンジしてくださった」。81年発表のアルバム「うつろい」に収録した名バラード「黄昏迄」が生まれた。 「そうやってお宅に泊めていただいて、良一先生と朝ごはんをご一緒しました。家族ぐるみの付き合いをしていただいた」。服部さんの父で国民栄誉賞を受賞した故良一さん(93年に85歳で死去)、息子の隆之さん(54)、孫のバイオリニスト、百音(もね、20)と4世代にわたり親交を重ねてきた。 「さだの音楽はメロディー先行で“きれいきれい”」と批判を受けたとき、服部さんに相談したという。「『何が悪い、音楽はきれいでなければならない』と言ってくださった。その言葉が、僕の背骨になっている」と振り返った。 「最後にステージでご一緒したのは、3年前ですね。先生の『傘寿の音楽会』。その後もお会いしたり、お電話したりしていましたが、最近はコロナもありお見舞いに伺えなかった」と突然の別れを惜しんださだは、11日夜、自身のインスタグラムに『傘寿の音楽会』でのツーショットを投稿した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) さだまさし、服部さんは「寝ないでアレンジしてくださった」