「奴隷制想起」米人気バンドが改名、ファンに謝罪

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「奴隷制想起」米人気バンドが改名、ファンに謝罪
 米国の人気バンド「レディ・アンテベラム」は11日、バンド名が奴隷制を想起させるとして「レディ A」に改名すると発表し、ファンに謝罪した。米国では白人警官による黒人男性暴行死事件を受けた人種意識の高まりが、動画配信サービス大手による映画「風と共に去りぬ」の配信停止など、文化面でも幅広い影響を及ぼしている。 「アンテベラム」は「南北戦争前」や「戦前」という意味の言葉。バンドは白人男女3人組で、約14年前に活動を始めたとき、初めてバンドの写真を撮影した米南部の古風な邸宅にちなんで、この名を決めた。 ファンに宛てた声明で3人は「ブルースやカントリーなど私たちに影響を与えた南部の音楽」を思わせる言葉として「アンテベラム」を選んだが「奴隷制など南北戦争前の歴史を連想させるということに思いが至らなかった」と認め、「非常に申し訳なく思う」と謝罪した。黒人の友人や同僚たちと話し合った末の決断だという。 レディ・アンテベラムは「ニード・ユー・ナウ~いま君を愛してる」が大ヒットし、2011年の米グラミー賞で主要2部門を含む計5部門を制した。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 「奴隷制想起」米人気バンドが改名、ファンに謝罪