「夜の街」感染対策で指針 客の連絡先や氏名把握へ

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
「夜の街」感染対策で指針 客の連絡先や氏名把握へ
 西村康稔経済再生担当相は13日の記者会見で、ホストクラブを含めた「夜の街」関連の飲食店などの3業種を対象とした新型コロナウイルスの感染防止対策の指針がまとまったと発表した。感染に備えて経路を特定しやすくするために、利用客に氏名や連絡先の提出を求め、店側が把握することが柱。政府は19日に休業要請の解除を予定しており、営業再開の前提となる。 西村氏は指針の周知を図るため、14日に東京都の小池百合子知事と会談する。ヤフーのサイト上でも3業種を含むガイドラインを確認できるようにする。「感染防止策をしっかり講じていただき、事業を再開してほしい」と全国の事業者に協力を求めた。強制力はなく、各地で徹底されるかどうかが課題となる。 ホストクラブやキャバクラといった接待を伴う飲食店に加え、ライブハウス、ナイトクラブの業界団体がそれぞれ指針を策定した。いずれも過去に集団感染が起きたため、他業種と比べて再開が遅れていた。東京都では最近、国内有数の繁華街がある新宿・歌舞伎町のホストクラブでの感染発生が目立っていた。 指針では、利用客の氏名や連絡先を含む名簿を作成することや、人と人との距離を最低でも1メートル、できるだけ2メートルを目安に空けることなどを明記した。接待を伴う飲食業では、客の横でカラオケやダンスを行うなどの接客を当面自粛する。ライブハウスでは来場者と接触するハイタッチなどの演出を避け、ナイトクラブでは飛沫の拡散を抑えるために店内の音量を必要最小限に調整する。 3業種の業界団体は、政府の要請で、感染症の専門家を交えて6月上旬から策定作業を進めていた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 「夜の街」感染対策で指針 客の連絡先や氏名把握へ