笑いの殿堂、大阪・NGKに笑いが帰ってきた! 桂文枝「涙が出そうです」

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
笑いの殿堂、大阪・NGKに笑いが帰ってきた! 桂文枝「涙が出そうです」
全体の13%だけ観客を入れて公演を再開したなんばグランド花月。出演者の間にはアクリル板を置き、ソーシャルディスタンスを保った=大阪市中央区【拡大】

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月2日から公演を中止していた吉本興業が運営する劇場で19日、観客を入れた公演が再開された。“笑いの殿堂”、大阪・なんばグランド花月では座席を858から112席に減らすなど対策を徹底。落語家の桂文枝(76)は「涙が出そうです」と久々の舞台に感極まった。東京・新宿のルミネtheよしもとではタカアンドトシらが笑いを届けた。 吉本の劇場に110日ぶりに観客の笑いが戻った。 “満員”でも客席はまばら。舞台上はアクリル板で囲まれた。それでも文枝は開演直後のセレモニーで、落語ができる喜びを噛み締めた。 「志村けんさんがお亡くなりになって、絶対にもう一度舞台を踏みたいと、そればっかりを考えて家にこもっておりました。みなさんの前に出られてこんなにありがたいことはありません。涙が出そうです」 セレモニーには、文枝のほかに西川きよし(73)、中田カウス(70)、桂文珍(71)も登場。文珍が「うがい、手洗い、笑いがキーワード! 河井案里でした」と公選法違反(買収)の疑いで逮捕された参院議員の名を語れば、カウスも「多目的トイレも作っております。1万円を持って使っていただきたい」。政界、芸能界の旬なスキャンダルをネタに客席をわかせた。 感染防止対策で、客席は1・8メートルの距離を保つために858席から112席に減少。来場者の入場時に検温し、マスクの着用も求めた。公演が終わると若手芸人が消毒する徹底ぶりで、舞台上では漫才コンビの間にアクリル板を設置。マイク2本でソーシャルディスタンスを保った。さらに1組のネタが終わるたびにアクリル板とマイクを交換した。 再開公演のトップバッターはM-1王者のミルクボーイ。だが、内海崇(34)がまさかのネタ間違いで漫才が一瞬止まってしまうハプニングも。駒場孝(34)は「これが舞台の間が空いた芸人の姿です」とすかさずフォローした。 新しい生活様式でのNGK再開。芸人たちはどんな状況になっても笑わせ続ける。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 笑いの殿堂、大阪・NGKに笑いが帰ってきた! 桂文枝「涙が出そうです」