仕事場再開を喜ぶ円楽さん 7月10日には実行委員務め三遊塚参拝と追善供養/芸能ショナイ業務話

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仕事場再開を喜ぶ円楽さん 7月10日には実行委員務め三遊塚参拝と追善供養/芸能ショナイ業務話
「お江戸両国亭」の前で撮影に応じる三遊亭円楽=5日、東京都墨田区【拡大】

 1日から寄席が再開した落語界。半分以下にした座席数で“満席”となる場内ですが、高座にあがる落語家たちは観客から送られる力のこもった拍手や、「待ってました!」の掛け声に心から感謝しています。 新型コロナウイルス感染防止の自粛期間にリモート落語会を経験した柳亭小痴楽さんは、浅草演芸ホールに出演。「お客さんの前でやることよりも、新型コロナウイルスの収束をすることが先」と前置きした上で、3月20日以来となる観客の前での落語に「ぼくの落語は、笑いの空気感にのせてやっているお客さん頼りの芸。お客さんの反応で次、次と考えられる」と、しみじみと話した姿が印象的でした。 重鎮の笑福亭鶴光さんも3カ月ぶりの高座に「お客さんの前でやるのはいいねぇ。力をもらった。落語は観客あっての芸ですよ」としみじみ。いつ始まってもいいよう、稽古を重ねていたという。 フェイスシールドやマスクを小道具にしたネタを披露する芸を見せた宮田陽・昇もおり、古くから庶民の浮世の憂さを晴らした高座の“魔法”は健在でした。 円楽一門会の両国寄席も1日からお江戸両国亭で開幕。5日に2カ月ぶりの高座にあがった三遊亭円楽さんも“満席”の観客を相手に約40分間、熱演。「どんな形でもスタートできるのはありがたい」と仕事場再開の喜びをかみ締めていました。 そんな円楽さん、一門の二つ目さん以下(22人)に給付金を出しました。「現金書留でさ。政府より早かったよ」とポロリ。師匠の親心を弟子たちもかみ締めているに違いありません。 円楽さんが実行委員となって、7月10日には東京・墨田区の木母寺(もくぼじ)で午後1時から三遊塚参拝と追善供養を行います。「コロナの為、決行するか迷ってましたが、まずはやってみようということで!」。記念落語会(1000円)も開催されます。(くのいち)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 仕事場再開を喜ぶ円楽さん 7月10日には実行委員務め三遊塚参拝と追善供養/芸能ショナイ業務話