スペイン、非常事態解除 約100日ぶり国内移動自由に

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スペイン、非常事態解除 約100日ぶり国内移動自由に
 スペイン政府は21日、新型コロナウイルス対策で3月中旬に宣言した非常事態を約100日ぶりに解除した。国内の移動が自由になったほか、隣国ポルトガルを除いて欧州域内からの旅行者受け入れを再開した。ポルトガルとの国境開放と欧州域外からの段階的な入国受け入れは7月1日からの予定。 スペイン通信によると、サンチェス首相は非常事態最終日の20日、記者会見し「ウイルスは第2波で再び私たちを襲う可能性がある。何としてもそれは避けなければならない」と国民に慎重な対応を訴えた。 空港では入国者の体温を測定し、必要に応じて追跡調査ができるよう滞在場所を確認する措置を導入した。屋内外の公共空間で対人距離を少なくとも1・5メートル取れない場合、マスクの着用を義務付けるなどの感染防止策を継続する。 スペイン政府は3月14日、憲法の規定に基づき非常事態を宣言し、欧州でも特に厳しい外出制限を適用した。5月から移動や経済活動の段階的規制緩和を進めた。国内経済への貢献の大きい観光業の再活性化が重要課題となっている。 20日の保健省の発表によると、国内の感染確認者は約24万6000人。死者は2万8000人を超えた。(共同)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) スペイン、非常事態解除 約100日ぶり国内移動自由に