藤井七段、ダブル挑戦なるか　将棋王位戦の決定戦

　将棋の高校生プロ、藤井聡太七段（１７）と永瀬拓矢二冠（２７）が対戦する第６１期王位戦の挑戦者決定戦は２３日、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。藤井七段が勝てば、８日に開幕した棋聖戦５番勝負に続き、二つ目のタイトル挑戦となる。　藤井七段は棋聖戦の挑戦者決定戦で、叡王と王座を持つ永瀬二冠を破っている。棋聖戦５番勝負の第１局では、屋敷伸之九段（４８）が１９８９年に樹立した１７歳１０カ月２４日の最年少タイトル挑戦記録を４日更新。三冠を持つ渡辺明棋聖（３６）を破り、タイトル戦初勝利を挙げた。　対局は持ち時間各４時間で、２３日夜には終局する見込み。挑戦者決定戦の勝者は７番勝負で、昨年、最年長で初タイトルを奪取した木村一基王位（４７）と対戦する。