将棋ラノベ作者、連勝の藤井七段たたえる「ただただ信じられません…」

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将棋ラノベ作者、連勝の藤井七段たたえる「ただただ信じられません…」
感想戦に臨む藤井聡太七段(左)と渡辺明棋聖=東京・千駄ヶ谷(撮影・桐山弘太)【拡大】

 将棋を題材にしたライトノベル「りゅうおうのおしごと!」で知られる小説家、白鳥士郎氏が28日、自身のツイッターを更新。この日、行われたヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)五番勝負の第2局で渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に連勝した挑戦者の高校生プロ、藤井聡太七段(17)をたたえた。 白鳥氏は史上最年少タイトルの獲得まで残り1勝とした藤井七段について「20歳で竜王となったあの渡辺明を相手にタイトル戦で連勝できる17歳の存在が、ただただ信じられません…」と称賛。また16歳で竜王のタイトルを獲得する自身の著書「りゅうおうの-」の主人公を引き合いに出し、「年齢的には藤井七段よりも早い。とはいえ3勝3敗のフルセットにもつれ込んだ上で、やっとのことで獲得しました。高校生がタイトル保持者を相手に連勝してあっさり獲得なんてさすがにリアリティーが」とフィクションを超え続ける高校生プロへ賛辞を惜しまなかった。 「りゅうおうの-」は2018年1月から3月にかけてアニメが放送されており、最終盤では主人公が最強の挑戦者を相手に初防衛戦に臨む様子が描かれている。白鳥氏はその展開について「世間からタイトル獲得を望まれる相手を敵に回し、逆風をものともせず、連敗スタートからの大逆転を果たしたある棋士の人生をモデルにしました。渡辺明三冠です」と記し、08年の第21期竜王戦7番勝負で挑戦者だった羽生善治九段に3連敗から4連勝の大逆転防衛を果たした渡辺棋聖の巻き返しにも期待した。 「りゅうおうの-」はGA文庫刊行の将棋を題材にしたライトノベル。16歳の若さで竜王位を奪取した主人公、九頭竜八一(くずりゅう・やいち)が「クズ竜王」と罵られるほどの大スランプに陥いる中で出会った小学生の女の子、雛鶴あいを内弟子に迎えたことをきっかけに将棋への“熱”を取り戻していく物語。16年には第28回将棋ペンクラブ大賞の文芸部門で優秀賞を受賞している。白鳥氏は観戦記者を務める事もあり、18年の「第3期叡王戦決勝七番勝負第1局 金井恒太-高見泰地」は第31回同賞の観戦記部門で大賞を受賞している。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 将棋ラノベ作者、連勝の藤井七段たたえる「ただただ信じられません…」