歌舞伎座、史上初の4部制で5カ月ぶり公演再開 「八月花形歌舞伎」で、座席数は半分以下に

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歌舞伎座、史上初の4部制で5カ月ぶり公演再開 「八月花形歌舞伎」で、座席数は半分以下に
歌舞伎座(c)松竹【拡大】

 松竹は29日、新型コロナウイルスの影響で3月から上演を中止していた東京・歌舞伎座が「八月花形歌舞伎」(8月1~26日)で5カ月ぶりに歌舞伎公演を再開すると発表した。これまで例のない4部制スタイルとなり、休憩なし1時間程度の1演目を上演。座席数は半分以下で、出演者、スタッフも抗体検査を受けるなど感染防止策も徹底し、歌舞伎俳優、松本幸四郎(47)、中村勘九郎(38)ら若手中堅の千両役者たちが先陣を切る。 日本の伝統芸能、歌舞伎の殿堂が幸四郎、市川猿之助(44)、片岡愛之助(48)、勘九郎ら花形役者をそろえ、再び幕を上げる。 3月から歌舞伎を休演していた製作の松竹は、新型コロナに関する専門家の意見を聞くなど慎重に協議を重ね、8月の再開を決定。これまで3部制だった8月公演を歌舞伎座初の4部制に変更し、歌舞伎舞踊「連獅子」「棒しばり」「吉野山」の3本と「与話情浮名横櫛」を上演する。 同社は政府や自治体のガイドラインに従い、換気時間の確保やロビーなどでの密集を防ぐため幕間をなくし、各部約1時間で終わる短い演目に設定。観劇料は昨年の一等席1万5000円を8000円に変更。座席は幕見(当日券)と桟敷を使わず、前後左右や花道脇の2、3列を空け、席数1808を半分以下の823にして販売する。 また、出演俳優、スタッフら公演に関わる全員が今後、抗体検査を受診。楽屋の換気や密を防ぐため各部ごとに出演者や裏方らも総入れ替えするなど健康管理と安全確保に最善を尽くす。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 歌舞伎座、史上初の4部制で5カ月ぶり公演再開 「八月花形歌舞伎」で、座席数は半分以下に