北海道大が初会見「前学長、人事権で威圧」 不適切な行為で通院必要になる職員も

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北海道大が初会見「前学長、人事権で威圧」 不適切な行為で通院必要になる職員も
名和豊春前学長の解任を受け開かれた記者会見で、頭を下げる北海道大の笠原正典副学長(右)ら=1日午後、札幌市(代表撮影)【拡大】

 北海道大は1日、名和豊春前学長の解任を受けて記者会見を開き、人事権発動を示唆するといった威圧的な言動や、学外で学長と名乗って過度のサービスを要求するなど、名和氏の不適切な行為が確認されたと発表した。通院や服薬が必要になる職員もいたという。この問題で北大が説明の機会を公に設けるのは初。 記者会見の冒頭で、笠原正典副学長(学長代行)ら幹部3人が謝罪。笠原副学長は「前学長の資質が大きいが、執行部が結果的に不適切な言動を抑止できなかった」と釈明した。 北大によると、教職員ら計十数人が罵声を浴びせられたり、無理な仕事を押し付けられたりするなどした。 名和氏はパワハラ行為を否定し、今後取り消し訴訟を検討する考えを示している。北大は会見で「複数が証言し、録音記録もある。前学長が否定しても最終的には客観的に判断される」と自信を示した。一方、被害を訴えた教職員や名和氏の個人情報保護を理由として、言動の詳細や時期は示さなかった。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 北海道大が初会見「前学長、人事権で威圧」 不適切な行為で通院必要になる職員も