藤井七段が挑む王位戦が開幕 地元・瀬戸市内の商店街では“ライブ実況”/将棋

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藤井七段が挑む王位戦が開幕 地元・瀬戸市内の商店街では“ライブ実況”/将棋
開幕した王位戦七番勝負の熱戦を“実況”する、商店街のシャッターに作った盤面に見入る瀬戸市の人たち=1日、愛知県瀬戸市【拡大】

 将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が、木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦の開幕戦は、後手の木村王位が54手目を封じて1日目を終えた。藤井七段はタイトル獲得に王手をかけているヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)に続く棋戦で、最年少獲得記録の更新を目指す。昨年、最年長で初タイトルを奪取した木村王位との「最年長vs最年少」対決は序盤から激戦。2日目は2日午前9時に始まり、同日夜に終局する。 愛知県内で開幕した大一番に、藤井七段の出身地、瀬戸市内も盛り上がった。「せと銀座通り商店街」で洋品店を営む飯島加奈さん(39)は、空き店舗のシャッターにテープを貼って作った大盤で、朝から熱戦を“ライブ実況”。平日ながら、夕方には約20人の市民も集まり「1日目からこんなに攻めるなんて」と歓声が上がった。 同商店街にある店舗の半数はシャッターが下りたままだ。焼き物の町として知られてきた瀬戸市だが、陶磁器産業は海外輸出の減少や安いセラミック製品の台頭に苦しむ。新型コロナウイルス危機で二重に打撃を受けるが、「聡太くんの活躍に喜んでいるだけではなく、自分たちもアイデアを出し合って前に進んでいきたい」と飯島さん。若きヒーローの存在は故郷に勇気を与えている。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 藤井七段が挑む王位戦が開幕 地元・瀬戸市内の商店街では“ライブ実況”/将棋