東京都知事選、小池百合子氏圧勝の見通し　宇都宮、山本氏ら破り再選

当選確実となり、報道陣に対応する小池百合子東京都知事＝東京都新宿区（撮影・桐山弘太）【拡大】

　任期満了に伴う東京都知事選は５日投開票され、無所属現職の小池百合子氏（６７）が再選を果たした。２位以下に大差をつけて圧勝する見通し。都政は感染の再拡大傾向が顕著になっている新型コロナウイルス対策や来年に延期された東京五輪・パラリンピック対応など多くの課題が山積しており、新たな４年間のかじ取り役として手腕が問われそうだ。　小池氏は「２期目の重責を担う責任を感じる。新型コロナは次の第２波に備える重要な時期。しっかりと対応したい」と述べた。東京五輪については国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）との連携を強調。「新型コロナを巡る各国の情勢や各競技団体の考え方などをまとめながら進めていくことになる」とした。　過去最多の２２人が立候補。れいわ新選組代表の山本太郎氏（４５）、無所属の元日弁連会長宇都宮健児氏（７３）、無所属の元熊本県副知事小野泰輔氏（４６）＝維新推薦、諸派でＮＨＫから国民を守る党党首の立花孝志氏（５２）＝Ｎ国推薦＝らは及ばなかった。