奇祭「蛙飛び行事」厳かに開催 コロナ影響、関係者のみで

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奇祭「蛙飛び行事」厳かに開催 コロナ影響、関係者のみで
奈良県吉野町の金峯山寺蔵王堂で行われた奇祭「蓮華会・蛙飛び行事」=7日午後【拡大】

 奈良県吉野町の世界遺産金峯山寺蔵王堂で7日、平安時代から続く伝統の奇祭「蓮華会・蛙飛び行事」があった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年境内に設置している特設舞台ではなく本堂で、関係者のみで開催した。参拝者は少なく、読経に包まれ厳かな雰囲気が漂った。 平安時代、蔵王権現に暴言を吐き、断崖絶壁に置き去りにされた男を高僧がカエルの姿に変えて救出し、蔵王権現の前で読経により元に戻したとの伝説に基づく行事。カエルから人に戻るクライマックスシーンが演じられる。役行者の威徳をたたえ、毎年7月7日に開催している。 堺市から来た阪本吉夫さん(72)は「誰でもおごりで暴言を吐くこともあるが、いつもありがとうの心で暮らさないと」と笑顔で語った。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 奇祭「蛙飛び行事」厳かに開催 コロナ影響、関係者のみで