神戸山口組、分裂か 中核の山健組、脱退の動き

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神戸山口組、分裂か 中核の山健組、脱退の動き
 特定抗争指定暴力団の山口組と神戸山口組が対立を続ける中、神戸山口組の中核組織「山健組」に、神戸山口組から脱退する動きがあることが10日、複数の捜査関係者への取材で分かった。上納金を巡る対立が背景にある。脱退すれば、神戸山口組が分裂し勢力が大きくそがれることになり、捜査当局は二つの「山口組」の抗争に影響する可能性もあるとみて情報収集に当たる。 山健組は本部を神戸市に置き、分裂前の山口組5代目渡辺芳則組長や、神戸山口組の井上邦雄組長の出身母体。2015年8月の山口組の分裂時には、神戸山口組結成の中心となった。昨年4月以降激化した一連の抗争事件でも、10月に組員2人が射殺され、12月には、8月の銃撃事件の実行役として中田浩司組長が逮捕されるなど、多く関与していた。抗争で劣勢にあるとされる神戸山口組がさらに弱体化する可能性もある。 「山口組」を巡っては、神戸山口組から分離した「絆会」が解散の動きを見せ、多くの組員が山口組へ流れるとみられている。捜査関係者は「動きを注視していかねばならない」と警戒している。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 神戸山口組、分裂か 中核の山健組、脱退の動き