【ヒューマン】六代目三遊亭円楽が落語の灯を消させねえよ

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【ヒューマン】六代目三遊亭円楽が落語の灯を消させねえよ
6月5日に東京・お江戸両国亭で一席を披露する円楽。待ちに待った高座での姿にマスク姿の観客も目尻を下げていた【拡大】

 落語家、六代目三遊亭円楽(70)がプロデュースを務める「落語大手町2020」が東京・大手町のサンケイプラザなどで25~27日に上演される。新型コロナウイルスの影響で軒並み中止になった寄席が再開してから約1カ月半。「ベストはやめちゃうことだけど、それじゃぁ、落語の火が消えちゃうよ」と毒舌まじりに言うが、必死に感染防止策を練って出演者の交渉に奔走した。肺がんや脳腫瘍の治療をしながら今も落語の継承に心血を注いでいる。 落語界に身を置いて半世紀-。第二次世界大戦中も興行を続けた寄席が、今年はコロナ禍で中止となり、“未曾有の出来事”を体験した円楽。 緊急事態宣言が解除され、6月1日に再開。自身がプロデュースした25日開幕の「落語大手町」も感染防止策を立て、仕切り直しとなった。 「有事のときは三方一両損(大岡政談の1つで古典落語の演目)なんですよ。やる方も出す方も一歩引いて、しょうがねぇなで身を切る。早く収束して三方が笑えるような状態に戻ればね」と前を向いている。 高座に上がるのはもちろん、桂文枝(76)、桂文珍(71)ら出演者交渉なども行った大御所は「楽屋では反目しあっていても、『てめぇなんかに負けねぇ』って面白いけんかが見られる」と東西の大物が競う妙味をアピールした。 人気落語家が集結するイベントの“原点”は、2007年に自身の企画でスタートした「博多・天神落語まつり」だ。「当時は方向性も定まらず、集客が頭打ちになっていた」という第3回開催直前の2009年10月、師匠の五代目三遊亭圓楽さんが死去して“潮目”が変わった。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【ヒューマン】六代目三遊亭円楽が落語の灯を消させねえよ