堺雅人、「半沢直樹」撮影現場で「役者同士がぶつかる力は弱めない」

　俳優、堺雅人（４６）が１２日、主演するＴＢＳ系「半沢直樹」（１９日スタート、日曜後９・０）の配信制作発表に上戸彩（３４）、及川光博（５０）ら豪華共演陣と出席した。　２０１３年放送の前作は、堺演じる東京中央銀行の半沢が取引先や上司の不正を暴く逆転劇が話題となり、最終回の平均視聴率は平成のドラマ史上最高の４２・２％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録した。　決め台詞「倍返し」は同年の流行語大賞を獲得。続編の今作は池井戸潤氏の「半沢直樹」シリーズである「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」が原作。半沢が出向先の証券会社でさまざまなトラブルと理不尽な要求に立ち向かう。　アクリル板で仕切られた制作発表は初めての堺は「芝居で怒鳴りすぎて、変な声になってすみません」と若干のかすれ声であいさつ。コロナ禍の撮影中断を経て、現在はソーシャルディスタンスなどを考慮して撮影中だが、「（役者同士が）ぶつかる力を弱めるという選択肢はない」と力説した。　前作ではお姉キャラで人気を集めた片岡愛之助（４８）は「さらに磨きをかけています」とアピール。香川照之（５４）はいとこの市川猿之助（４４）について「がっぷりよつで芝居をするのは初めて」と歓迎。その猿之助は「手取り足取り（香川に演技を）教えてもらっています」と感謝した。　尾上松也（３５）は「半沢直樹の世界に入ることができてうれしい」と気合十分。今田美桜（２３）は「撮影中は緊張で押しつぶされそうですが、カメラが回っていないときのみなさんの温かさがすごい」と感激。北大路欣也（７７）は「撮影現場の熱量がすごい」と充実ぶりを明かした。　半沢を明るく支える妻役の上戸は「妻として『あなたについて行く』より『どーんとやってこい』のほうが男性は力を発揮できるのでは。私も役柄を通して学んでいます」としみじみ。情報通で半沢の同期役の及川は「（劇中では半沢を）裏切りそうで裏切りません」とニヤリ。半沢行きつけの小料理店の女将を演じる井川遥（４４）は和服姿で魅了した。