藤井七段、初の封じ手で署名忘れちゃった 木村王位に教えられ…17歳の“初々しさ”/将棋

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藤井七段、初の封じ手で署名忘れちゃった 木村王位に教えられ…17歳の“初々しさ”/将棋
木村王位(左)との王位戦第2局の1日目を終え、初めて封じ手を行った藤井七段=札幌市(日本将棋連盟提供)【拡大】

 将棋 第61期王位戦第2局第1日(13日、札幌市・ホテルエミシア札幌)将棋の最年少タイトル獲得を目指す高校生棋士、藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑む第2局は、午後6時過ぎ、次の手を紙に書いて封筒に入れる「封じ手」を後手の藤井七段が行って、1日目を終えた。藤井七段は封じ手初体験。八大タイトルの1つである王位戦は持ち時間各8時間の2日制で、14日午後、終局する。 刻一刻と迫る午後6時の封じ手時刻を前に、木村王位が39手目、▲3六銀を指した。藤井七段はタオルで汗をぬぐいながら盤面を見つめ、33分の長考。午後6時1分、40手目を封じ手にした。 別室に移って図面に次の手を記入。封筒に入れて封がされ、対局室で木村王位に渡された。通常2通のところ、この日は3通作成。藤井七段は初めての封じ手だからか署名を忘れ、木村王位から教えられる場面も。日本将棋連盟の王位戦中継ブログで、深浦康市九段らは藤井七段の封じ手を△8六歩と予想した。 藤井七段にとって、9日の第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第3局から4日後の2日制対局。息つく暇なく16日には棋聖戦第4局、18日には将棋日本シリーズ1回戦。試練の過密スケジュールが続く。 今月1、2日の第1局では、先手の藤井七段が先勝。第2局は木村王位の先手で、飛車先の歩を動かした。薄い灰色の羽織に紺の着物、濃い灰色のはかま姿の藤井七段は、いつも通りマスクを外してお茶を一口。飛車の前にある歩を動かし、「相掛かり」となった。 その後は両者とも、8時間という長い持ち時間を生かし慎重に駒を進めた。「千駄ケ谷の受け師」の異名をとる木村王位だが、序盤から攻めの姿勢が目立った。 26手目、藤井七段は47分考えた末、△4四角で相手の飛車を取りに。木村王位が▲2七飛と飛車を引かせると、再び長考。昼食をはさんで計85分使い、28手目△6四歩と指した。 34手目には藤井七段の△3五歩に対し、今度は木村王位が63分の長考。札幌は木村王位の両親の出身地で、いわば第2の故郷。負けられない。緊迫した攻防が続いた。 最年長初タイトル獲得記録(46歳3カ月)を持つ木村王位と、最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)の更新を目指す藤井七段。最年長VS最年少の戦いは、14日午前9時、再開される。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 藤井七段、初の封じ手で署名忘れちゃった 木村王位に教えられ…17歳の“初々しさ”/将棋