欅坂４６が新グループ名で再出発へ　菅井が涙「前向きなお別れ」

　グループ初のオンラインライブの終盤、驚きの新展開が告げられた。　キャプテンの菅井友香（２４）が神妙な面持ちで「私たち欅坂４６は５年間の歴史に幕を閉じます。欅坂４６と前向きなお別れをします。新しいグループとなり、生まれ変わります」と報告。欅坂４６として１０月にラストライブを行うと明かした。　今月１３日には公式サイトで「欅坂４６より、皆さまへ重要なメッセージをお伝えする予定です」と告知。解散説などが飛び交っていたが、解散ではない。新グループ名は現時点で未定だが、改名をしての再出発となる。　菅井は「この決断を受け入れられるメンバーばかりではありませんでした」とし、理由について「グループとしてもっと強くなるため」と強調。メンバーらで話し合いを重ねてきたと明かした。　グループは当初、鳥居坂４６として発足する予定だったが、欅坂４６として２０１５年８月に誕生。１６年４月にシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。笑顔でキラキラした王道アイドルではない独特の世界観で注目され、同年に大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦に初出場し、１９年まで４年連続で出場している。　昨年９月には初の東京ドーム公演を実現。飛ぶ鳥落とす勢いで活躍してきたが、昨年７月に長濱ねる（２１）が卒業し、今年１月にエースの平手友梨奈（１９）が脱退し、衝撃が走った。　菅井はメンバーが相次いで去ったことにも触れ、「この２年は出口の見えないトンネルをさまよっていた。グループの名前が１人歩きして、耳をふさぎたくなるようなことに悩まされた日もありました」と吐露した。　ファンに向けては、「欅坂４６に出会ってくださって、欅坂４６を好きでいてくださって、欅坂４６を支えてくださって、本当にありがとうございました」と涙ながら感謝。「もう一度たくさんの夢をかなえられるように頑張りたい。今まで大切にしてきたことを手放すことで大事なもので満たされるんじゃないか。色のないまっすぐなグループを皆さんと一緒に染めていけたら」と誓った。数々の伝説を打ち立て、新たな物語が始まる。