内博貴、苦悩する太宰治で2年ぶり主演舞台「文豪たちの友情や葛藤をリアルに」

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内博貴、苦悩する太宰治で2年ぶり主演舞台「文豪たちの友情や葛藤をリアルに」
舞台「走れメロス」に出演する内博貴(左)、室龍太【拡大】

 俳優で歌手、内博貴(33)が2年ぶりの主演舞台で作家、太宰治を演じることが18日、分かった。9月に東名阪で上演される浪漫舞台「走れメロス」で、多くの作家との友情や愛する女性たちとの愛と苦悩が描かれる。内は「文豪たちの友情や葛藤をリアルに演じたい」と燃えている。 2018年10月の舞台「まさに世界の終わり」以来、2年ぶりの主演。若き実力派が陰影の濃い太宰役で新境地を開く。 主演舞台「走れメロス」は、太宰の代表作で80年前の1940年に出版された短編小説と同じタイトル。小説は羊飼いの青年メロスが、人を信頼できない暴君に友情の尊さを悟らせる物語だが、この舞台も友情や信頼が大きなテーマだ。 原作となるのは、太宰の親友で東大時代の後輩でもあった作家、檀一雄の回想録「小説 太宰治」。太宰が作家を目指す中、檀や井伏鱒二ら文豪との出会いと友情、女性たちとの愛と波乱の日々が描かれる。 檀は関西ジャニーズJr.の室龍太(31)、井伏はお笑いタレント、千原せいじ(50)が担当。太宰の愛人となる作家、太田静子と芸者、小山初代は、1人2役で谷村美月(30)が演じるなど、共演は多彩な顔触れがそろう。 内は14年のミュージカル「ザ・オダサク」で、太宰のライバル作家、織田作之助役で主演した縁もある。関係者を通じ「コロナ禍ですが、舞台を見たくてうずうずしている皆さんも多いでしょう。文豪たちの友情や葛藤をリアルに演じますので、ご期待ください」と自信をのぞかせた。 さらに、銀座のバーのマダムを演じる元宝塚の湖月わたる(49)が、歌やダンスで魅了し、内自身が歌う場面も。脚本・演出はモトイキ シゲキ氏。「走れメロス」など数々の名作を生み出す裏側の人間模様を通じ、内が中心となって新たな感動を届けてくれそうだ。★室「本当にワクワク」 内との共演は「ザ・オダサク」以来となる室。「実在した人物を演じるときは毎回、深く研究するので、なりきった瞬間は本当にワクワクします。こんな時代だからこそ、生の舞台から感じられる人間の思いを一層感じていただけるよう頑張ります」と抱負を語った。谷村は「太宰治が生きていた時代を舞台で演じることができると思うと楽しみです」と公演を心待ちに。 舞台は9月5~13日に有楽町のヒューリックホール東京、22日に名古屋市公会堂、25~27日に大阪・梅田芸術劇場。ただし、コロナ禍の今後の状況次第では日程変更の可能性もある。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 内博貴、苦悩する太宰治で2年ぶり主演舞台「文豪たちの友情や葛藤をリアルに」