筑波大生不明のチリ人容疑者、殺人で捜査 仏勾留決定

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筑波大生不明のチリ人容疑者、殺人で捜査 仏勾留決定
警察車両に乗るニコラス・セペダ容疑者=25日、フランス東部ブザンソン(AP=共同)【拡大】

 フランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生黒崎愛海さんが2016年に行方不明になった事件で、フランス司法当局は24日、チリ側から身柄を引き渡された元交際相手のチリ人ニコラス・セペダ容疑者(29)に関し、殺人容疑での正式捜査開始を決定、ブザンソンの裁判所は勾留を認めた。 検察当局によると、セペダ容疑者は24日のブザンソン到着後、捜査を担当する予審判事の取り調べで質問には答えず「(自身は)無実で、捜査により真犯人が見つかることを願う」とだけ述べた。まず容疑者の精神状態を調べ、捜査は少なくとも数カ月続く見通し。 黒崎さんの家族の弁護士シルビー・ガレー氏は、生きていれば23日が黒崎さんの25回目の誕生日だったと報道陣に指摘し「家族は、容疑者に愛海さんの(遺体の)場所を明らかにしてほしいと懇願している」と訴えた。 勾留決定は公開裁判で行われた。検察側は逃亡を防ぐため勾留が必要だと主張。弁護側は、当局が居場所を把握できるブレスレットを着用し、父親がパリに借りたアパートに居住する措置を求めたが、裁判所は勾留が必要と判断した。 黒崎さんは16年12月、セペダ容疑者と夕食を共にした後に行方不明になり、容疑者は直後にチリに帰国。捜査当局は、恋愛感情のもつれから黒崎さんを殺害したとみて、チリに身柄引き渡しを求めた。チリ最高裁の今年5月の最終決定に基づき、今月23日にフランス側に引き渡された。(共同)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 筑波大生不明のチリ人容疑者、殺人で捜査 仏勾留決定