コシノジュンコさん、山本寛斎氏の訃報に「日本はより暗くなる」

　国際的なファッションデザイナーでイベントプロデューサーとしても活躍した山本寛斎（やまもと・かんさい）さんが２１日、死去した。７６歳。横浜市出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。２０２０年に急性骨髄性白血病であることを公表していた。　デザイナーのコシノジュンコさんに師事し、１９６７年、若手の登竜門「装苑賞」受賞。７１年にロンドンで日本人として初めてファッションショーを開催。歌舞伎に着想を得たデザインや演出で日本の美を表現し大好評を得た。山本寛斎さんが師事したファッションデザイナーのコシノジュンコさんの話「世の中が落ち込んでいるこのようなときに、元気印の寛斎さんがいなくなると日本はより暗くなります。残念です」ファッションデザイナーの高田賢三さんの話「１９７０年代にロンドン、パリ、ニューヨークでコレクションをされ、デザイナーとして僕と同時期に海外で活動されていた山本寛斎さん。いつもパワフルで元気な在りし日のお姿をしのびつつ、ご冥福をお祈りいたします。パフォーミングアートのプロデューサーとしても活躍されていて、いつも“元気”をいただいておりました。謹んで哀悼の意を表します」山本寛斎さんの次女で俳優の山本未来のコメント「父はエネルギッシュで明るいことはもとより、穏やかで、寛大で、人懐っこく、コミュニケーションを大切にし、無償の愛を与えてくれた存在でした。また人生を通して「時に折れることがあろうと、常に前向きに、果敢に挑戦し続けることが明るい未来に繋がる」ということを教えてくれました」