山本寛斎さん死去…異母兄弟の伊勢谷友介「最後までカッコ良かったです」

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
山本寛斎さん死去…異母兄弟の伊勢谷友介「最後までカッコ良かったです」
伊勢谷友介【拡大】

 俳優、伊勢谷友介(44)が27日、異母兄弟にあたるファッションデザイナー、山本寛斎さん(享年76)の訃報を受けて、インスタグラムでコメントを発表した。2人は2012年にテレビ番組で、同じ父親を持つことを公表していた。伊勢谷は病床の寛斎さんから「俺の生き方、どうだ?」と聞かれたことを告白。世界を相手に勝負してきた故人をたたえ、「最後までカッコ良かったです」としのんだ。 伊勢谷が32歳離れた偉大な兄に別れを告げた。 寛斎さんは7歳の頃に両親が離婚。テーラーだった父は結婚や離婚を繰り返し、伊勢谷は後妻との間に誕生している。寛斎さんとは2012年にTBSのトーク番組でメディア初共演。異母兄弟であることを語って話題を呼んだ。 伊勢谷はこの日、インスタグラムに2人の27歳の頃のコラージュ写真をアップし、長文で追悼。病床で最後に聞かれた「俺の生き方、どうだ?」という言葉を紹介し「僕は慌てて『凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イべントの演出家として大きなショーを現実にしたことも』と。寛斎さんは満足気に小さく頷(うなず)いた」(原文ママ、以下同じ)とやりとりを明かした。 ファッションデザイナーのほか、アートショーをプロデュースして世界で活躍した寛斎さん。伊勢谷は東京芸大大学院出身で、ファッションモデルを経て俳優になり、実業家としても活動。同じ血が流れる寛斎さんに物心ついたころから憧れのまなざしを向けていたようで、「兄の存在は高校生の僕にとってメンターに変わった。大学生の頃、僕は『兄になりたかったんだ』と思う。父と過ごした記憶のない僕には、それが社会を生きる大人の姿だった」と影響を受けたと明かした。 世界で戦い続けた激しさの一方、その人柄については、寛斎さんの次女で女優、山本未來(45)が語った言葉として「あまりにも優しく、おおらかに家族を支えてくれた」。また、故人の弟から聞いたこととして「私達の父は『とんでもない人』だったらしい。その反面教師だったと言っていた」と明かした。 生前の寛斎さんは「葬式は明るく」「墓はいらない」と言っていたとし「兄弟なんだな、そんなところも僕と同じ考えだ」と“遺言”に共感。「寛斎さんの死は、これからの自分に新たに喝を入れられました。あなたの血は、僕の中に生きてます。『世界基準でやりたい様にやる』、あなたに負けず、僕は『すべての人が容易く生きれる社会』を現実にしたいです」と思いをつづった。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 山本寛斎さん死去…異母兄弟の伊勢谷友介「最後までカッコ良かったです」