夏木マリ、山本寛斎さん死去に「“祭り心”は世界に引き継がれます」

　国際的ファッションデザイナーでイベントプロデューサー、山本寛斎（やまもと・かんさい）さんが急性骨髄性白血病のため、２１日に東京都内の病院で死去していたことが２７日、分かった。７６歳だった。　寛斎さんの突然の訃報を受け、芸能界からは悲しみの声が相次いだ。　故人がプロデュースして３１日に配信されるオンラインイベント「日本元気プロジェクト２０２０」に参加する歌手で俳優、夏木マリ（６８）は所属事務所を通じてコメントを寄せ、「４日後の『日本元気プロジェクト』の配信を前に無念です」とポツリ。「１９７１年、日本人初めてのロンドンファッションショーデビューから今日まで、様々なスーパーショーを牽引（けんいん）された元気は、寛斎さんご自身も大切にされていた祭り心として、次世代に、そして世界に引き継がれていくと思います」としのんだ。　２００７年に寛斎さんが監督・総指揮を執ったスーパーショー「太陽の船」で主演を担ったＴＯＫＩＯ・松岡昌宏（４３）は「とてもパワフルで、ファッションにとどまる事なくエンターテイナーだった山本寛斎さんに、パフォーマンスのあり方を勉強させてもらいました。感謝しかないです」と追悼。　また、１０年に寛斎さんがプロデュースしたスペクタクルショー「七人の侍」に主演したＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ・堂本光一（４１）は、「とにかく豪快な方で、やれる事は全部やろう、あなたの武器を全部くださいと言われたのがとても印象的でした。衣装だけで１億円超えの豪華絢爛（けんらん）なショーでしたが、寛斎さんがデザインする衣装を身に纏（まと）えた事は私にとって誇りです」と感謝した。山本寛斎さんが師事したファッションデザイナーのコシノジュンコさん（８０）「世の中が落ち込んでいるこのようなときに、元気印の寛斎さんがいなくなると日本はより暗くなります。残念です」自身のインスタに寛斎さんや妻で歌手の今井美樹（５７）、デビッド・ボウイらとの記念写真を掲載したギタリスト、布袋寅泰（５８）「いつも燃えたぎるようなエナルギーを見せつけてくれて、ありがとうございました。天国でデヴィッドさんと久しぶりに踊ってください」（インスタより、原文ママ）