日産、6700億円赤字に 21年3月期、2年連続

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日産、6700億円赤字に 21年3月期、2年連続
インターネットを通じて決算記者会見をする日産自動車の内田誠社長兼CEO=28日午後【拡大】

 日産自動車は28日、2021年3月期の連結純損益が6700億円の赤字になるとの見通しを発表した。赤字は6712億円の巨額の純損失を計上した前期に続き、2年連続となる。新型コロナウイルスの感染拡大による販売不振が要因。予想はコロナの第2波到来がないことを前提としており、感染状況によっては業績がさらに下振れる可能性がある。経営再建に向けた道筋は一層厳しさを増している。 売上高は、日米中など主要市場の需要が軒並み落ち込むことで前期比21・0%減の7兆8000億円を見込む。販売台数は16・3%減の412万5千台と予想した。5000億円の営業黒字を見込むトヨタ自動車との収益力の差が鮮明となっている。 内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)はインターネットによる記者会見で「非常に厳しい1年になる」と述べ、過剰な生産設備の削減などで収益力を強化し「必ず成長軌道に戻す」と強調した。 同時に発表した20年4~6月期連結決算は、純損益が2855億円の赤字(前年同期は63億円の黒字)に転落した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 日産、6700億円赤字に 21年3月期、2年連続