渡哲也、「宝酒造ＣＭ」勇退！ラストはボス裕次郎さんと初“共演”　芸能界引退は否定

　俳優、渡哲也（７８）が宝酒造「清酒　松竹梅」のＣＭキャラクターを勇退することが２８日、分かった。来年１月の石原軍団解散に伴い、渡も卒業。２９日に全国放映が始まるラストＣＭでは、集大成としてボスの故石原裕次郎さん（５２）と最初で最後の共演が実現した。２人が乾杯する内容で、渡は「感慨深いものがあります」とコメント。注目の今後については「芸能界引退はない。やれる役があれば」と俳優継続を宣言した。　渡が敬愛するボスと“よろこびの酒”を交わし、２人合わせて５０年出演したＣＭを卒業する。　２０１５年に心筋梗塞（こうそく）の手術を受け、呼吸器疾患などで現在も自宅療養中の渡。俳優業から遠ざかっても、「松竹梅」のＣＭはライフワークで続けてきた。　宝酒造の故大宮隆元相談役は、石原プロモーションを創業した裕次郎さんに経営者の心構えを教え、映画製作で借金を抱えた際も支援してくれた恩人。その絆はＣＭを通じて育まれ、裕次郎さんは１９７０年から死去する８７年までの１７年で１３７作、ボスの後を継いだ渡も８８年から３３年で１１０作に出演し、２人合わせて２４７作を数える。
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