鴈治郎「自分の手が震えている」大阪文化芸術フェスで歌舞伎特別公演の記者発表会

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鴈治郎「自分の手が震えている」大阪文化芸術フェスで歌舞伎特別公演の記者発表会
大阪文化芸術フェス2020で行われる歌舞伎公演について会見する(写真左から)片岡愛之助、吉村洋文大阪府知事、中村鴈治郎、市川右團次=29日、大阪府公館(撮影・南雲都)【拡大】

 歌舞伎俳優の中村鴈治郎(61)、片岡愛之助(48)、市川右團次(56)が29日、大阪府の吉村洋文知事(45)とともに大阪府公館(大阪市中央区)で行われた「大阪文化芸術フェス2020」(9~11月)の発表会見に出席した。 今年で4回目となるフェスの先陣を切って、3年ぶりに「歌舞伎特別公演」(9月11~13日、クール・ジャパン・パーク・大阪TTホール)を上演。鴈治郎とは「身替座禅」と「連獅子」で共演する愛之助は「コロナを吹き飛ばす勢いで務めたい。身替座禅は結婚しているけど彼女に会いに行く話で、(鴈治郎)兄さんは慣れていると思いますが…私は初役です」と話し、笑いを誘った。 続けてマイクを取った鴈治郎は「できんにゃや、という高揚感を感じている」と話し、「大阪の松竹座に1月に出させていただいた。(それ以来)化粧をして衣装を着てお客さまの前に立つのは初めて。自分の手が震えている。不安もある。3部制にして、毎日順番を変え、時間帯によって見やすくした。お客さまに見ていただくことといううれしさは何ものにもかえがたい」と感無量の様子で語った。 また、右團次は「3月以来、初めての舞台。体が動くやら。お客さまの前で、1日しかかなわぬ夢を、感動の空間を共有するのが歌舞伎ライブの楽しさ。マスクの中で笑ってほしい」と来場を呼びかけた。 コロナ禍の中での開催に、吉村知事は「関西での歌舞伎公演は1月に大阪、2月に京都(南座)で実施されたが、このフェスにおいて7カ月ぶりの開催になる。社会経済を動かし、歌舞伎で大阪を元気にしていきたい」とあいさつ。さらに、「ワクワクしている。体の健康も大事だが、コロロの健康も大事。フェスは心を豊かにするものだと思っている。心を元気に明るくしていきたい」と述べた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 鴈治郎「自分の手が震えている」大阪文化芸術フェスで歌舞伎特別公演の記者発表会