マスク追加配布の延期検討 介護施設対象、継続に批判

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マスク追加配布の延期検討 介護施設対象、継続に批判
 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、政府が介護施設などに7月末から配布するとしていた布マスク約8000万枚の配布時期延期を検討していることが29日、厚生労働省への取材で分かった。「アベノマスク」とやゆされた全世帯向け分と合わせ、関連費用は500億円超。品薄が解消する中での配布継続に「マスクは逼迫状況になく無意味」「税金の無駄遣いだ」と批判が出ていた。 同省は延期検討の理由を「野党ヒアリングでの反対や、介護などの業界団体への聞き取りで充足しているとの回答があったためだ」としている。 政府は約247億円をかけて3~9月に介護施設や妊婦向けなどに計約1億5000万枚の配布を予定。このうち約8000万枚を、これまでに届けた施設に重ねて今月30日から配布するとしていた。全世帯向けは計約1億3000万枚で、6月までに配布を終えている。費用は約260億円。 布マスク配布継続について、菅義偉官房長官は28日の記者会見で「繰り返し利用でき、需要抑制に資する」と意義を強調。だが29日の野党ヒアリングで「配布をやめ、不足する消毒液や防護具に費用を出すべきだ」などと批判が相次ぎ、厚労省側は「持ち帰って検討する」と答えていた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) マスク追加配布の延期検討 介護施設対象、継続に批判