独ＶＷ、２０００億円の赤字　４～６月期「自社の歴史の中で最も困難な時期の一つ」

　ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）が３０日発表した２０２０年４～６月期決算は、純損益が１６億７００万ユーロ（約２０００億円）の赤字となった。１９年４～６月期は３９億６４００万ユーロの黒字だった。新型コロナウイルス感染症の流行の影響で自動車需要が大きく落ち込み業績を圧迫した。　売上高は前年同期比３７％減の４１０億７６００万ユーロ。納入台数は３２％減の１８８万７０００台だった。２０年１～３月期も大幅減益だったことを踏まえ、ＶＷは声明で「２０年前半は自社の歴史の中で最も困難な時期の一つだった」と指摘。２０年通年の営業利益は前年より大きく減るが、黒字を確保する見通しだと説明した。（共同）