歌舞伎座5カ月ぶり、緊張感ある再開 4部制で感染対策を徹底

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
歌舞伎座5カ月ぶり、緊張感ある再開 4部制で感染対策を徹底
5カ月ぶりに再開する歌舞伎座=1日午前、東京都中央区【拡大】

 伝統演劇の殿堂である歌舞伎座(東京都中央区)は1日、観客を入れて約5カ月ぶりとなる歌舞伎公演「八月花形歌舞伎」を開催した。東京などで新型コロナウイルスの感染者が増加する中、感染防止策を徹底し、緊張感のある再開を迎えた。 午前11時からの第1部は「連獅子」で片岡愛之助らが出演。いつもより客席から離れた奥の方で踊る演出にし、歌舞伎音楽である長唄、鳴物の奏者は特製マスクを着用することとした。 公演は26日までで、他に松本幸四郎、市川猿之助らが出演。1演目ずつの4部制で観客を入れ替え、消毒を繰り返す構成にした。約1800ある客席を半分以下の823席に抑え、俳優が通る花道近くは空席に。劇場内での飲食を控えるよう求めている。 再開に当たって出演者、スタッフら約500人に抗体検査、中でも舞台に直接関わる約200人にはPCR検査も実施し、全員が陰性だったという。劇場側は「出演者の検温など健康管理を徹底し、少しでも調子が悪ければ、その方は休んでいただく」としている。 観客を入れての歌舞伎上演は3月以降、全国で途絶えていた。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 歌舞伎座5カ月ぶり、緊張感ある再開 4部制で感染対策を徹底