米マイクロソフト、ＴｉｋＴｏｋ買収決定か

　ロイター通信は１日、動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」運営を手掛ける中国企業が、米国法人を米マイクロソフト（ＭＳ）に完全売却することを決めたと報じた。安全保障上の理由からトランプ米大統領が、米国法人の売却命令を検討していると伝えられていた。　ティックトックは中国のＩＴ企業「北京字節跳動科技（バイトダンス）」が運営。１１月の米大統領選を前に、トランプ政権は支持回復のため対中強硬姿勢を強化。通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）など中国企業の排除を進めている。トランプ氏は米側の情報が企業を通じ中国当局に渡ることを懸念している。　トランプ氏は７月３１日に米国内でのティックトックの運営を「禁止する」と語った。ただ米紙によると、使用できなくなった場合、若者を中心に人気のアプリだけに米国内での強い反発が予想されるという。買収決定時も使用禁止が続くかどうかについては不明。（共同）