立石涼子さん死去、68歳 「GTO」内山田教頭の妻役など名脇役

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
立石涼子さん死去、68歳 「GTO」内山田教頭の妻役など名脇役
立石涼子さん【拡大】

 舞台やドラマで名脇役として活躍した女優、立石涼子(本名・立石凉子)さんが2日午前4時52分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。68歳だった。 所属事務所によると、昨年9月に体調を崩した際、肺がんが判明。手術や投薬治療を重ねて回復を目指していたが、今年6月頃に体調が悪化して入院し、この日朝に息を引き取った。葬儀は、遺族の意向で近親者のみで行い、お別れの会の開催は未定という。 立石さんは入院するまでは日常生活を送ることができ、4月には朗読劇「ポルノグラフィ」に出演予定も、新型コロナウイルスの影響で公演が1年延期になっていた。 最後の舞台は、昨年1~2月に上演され、18日に急死した俳優、三浦春馬さん(享年30)の主演舞台「罪と罰」。昨夏までは仕事をしており、公開時期未定の映画も撮影していたという。 長崎出身の立石さんは文学座研究所を経て、1976年から2014年まで演劇集団 円に所属。「ヘンリー四世」「三人姉妹」など演出家、故蜷川幸雄さんの作品の常連だった。味のある妻役や母親役でも存在感を発揮し、フジテレビ系「GTO」で中尾彬(77)が演じた内山田教頭の妻やTBS系「下町ロケット」で立川談春(54)が演じた佃製作所の元経理部長・殿村の母親役などでも知られる。生涯、独身を貫いた。立石 涼子(たていし・りょうこ) 1951(昭和26)年12月4日生まれ。長崎県出身。文学座研究所を経て、76年から2014年まで演劇集団、円に所属し、04年に舞台「エレファント・バニッシュ」などで第39回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。15年に芸能事務所、シス・カンパニーに移籍。「北の国から」「星の金貨」などドラマや吹き替えの声優としても活躍した。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 立石涼子さん死去、68歳 「GTO」内山田教頭の妻役など名脇役