小泉今日子がナレーション コロナ禍…あるライブハウスの話

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小泉今日子がナレーション コロナ禍…あるライブハウスの話
「磔磔」の看板前に立つウィルコ・ジョンソン【拡大】

 女優で歌手の小泉今日子(54)が、7日深夜2時55分から放送されるフジテレビ「磔磔(たくたく)というライブハウスの話」(関東ローカル)でナレーションを担当する。 「磔磔」は京都で47年間にわたって営業を続けるライブハウス。四条河原町近くの街中に建つ築100年を超える木造の蔵…ライブハウスにはとても見えないこの建物で、1974年の開店から現在に至るまで、日本や海外のミュージシャンたちが毎晩演奏を繰り広げてきた。 現在、全国のライブハウスはコロナ禍により苦境に陥っている。「磔磔」も4、5月のすべてのスケジュールを中止、延期し、フードはテイクアウトのみで営業。6月からは定員を制限したライブを細々と続けているが…。 実は、7年間にわたって「磔磔」を取材してきた製作途中のドキュメント作品「SWEET HOME TAKUTAKU」が存在する。店主の水島博範さんと息子で二代目の浩司さん、そして多くのミュージシャンや関係者の演奏、証言を記録してきた。 「コロナ禍の今こそライブハウスの魅力と意義を世に問いかけたい」と、今回特別編集版を地上波放送、さらに期間限定で無料配信することが決まった。 「ありったけの“音”が染みこんでいる」「“お手本”みたいなライブハウス」「ちょっとウソなんじゃないかと思うくらいスゴイ人が来ている」 登場する細野晴臣、友部正人、泉谷しげる、シーナ&ロケッツ、木村充揮(憂歌団)らレジェンドたちから岸田繁(くるり)、怒髪天、フラワーカンパニーズ、台風クラブら現在のシーンを代表するミュージシャンまで、彼らが磔磔の魅力を語る。 また店主、水島さんの長年の親友であるギタリスト、ウィルコ・ジョンソン(Dr.Feelgood)、B.B.クィーンズの活躍でも知られる近藤房之助、RCサクセションで忌野清志郎と名曲を作り続けたギタリスト、仲井戸“CHABO”麗市の3人も登場する。 小泉はナレーションを受けた理由をこう話す。 「信頼する制作者が時間をかけて音楽を追ったということにまず興味があった。私は今、この時代だからこそ、ドキュメンタリーが一番のエンターテインメントだと強く感じ、信じている。コロナの影響があったと思うが、歯の浮いたような物語を見る気がしない人が多いのではないか。これを初めて見させていただいたときもワクワクしたし、泣きそうにもなったし、走り出したいという気持ちにもなった」 ライブハウスに通った青春時代はあまり経験していないそうだが、「みなさんの汗や涙、音や匂いが染みついていることが映像を通してすごく伝わってきた。ライブハウスの歴史はイコール音楽、その土地の文化の歴史でもあると感じた。自分の青春もよみがえってきて途中から体を動かさずにはいられないようになっていた。本当にたくさんの人に見てほしい」と熱く語った。 7日深夜4時から31日午後11時59分までFOD/TVerで見逃し無料配信(期間限定)。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 小泉今日子がナレーション コロナ禍…あるライブハウスの話