飯島栄治七段、木村王位の封じ手予想 自玉の守りをさらに固める「2三銀」/将棋

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飯島栄治七段、木村王位の封じ手予想 自玉の守りをさらに固める「2三銀」/将棋
飯島栄治七段【拡大】

 将棋 第61期王位戦第3局第1日(4日、神戸市・中の坊瑞苑)将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑む第3局は午後6時過ぎ、後手の木村王位が46手目を紙に書いて封をする「封じ手」をして1日目を終えた。 木村王位の封じ手は「2三銀」と予想する。この局面だと「2四歩」との2択しかない。どちらも木村王位が自玉の守りをさらに固める手だ。 前者は銀を1つ前に進めることで、玉の前に銀を置く「銀冠(ぎんかんむり)」の形に近づく。藤井棋聖の正面からの攻撃により強く備えられる。後者は持ち駒の「歩」を使う手だが、もしこれに対し藤井棋聖が▲1五歩と指せば、隣の1筋で攻めの糸口を与えてしまうリスクがある。 第1局、第2局と比べて、この日は極端なスローペースとなり、互いにまずは自陣の守りを固めた。展開は相矢倉となったが、藤井棋聖が木村王位の得意な矢倉の戦型を選択したことは大胆で、意表を突かれた。 互いの様子見が続いており、全面的な駒のぶつかり合いが始まるのはもう少し先と思われる。再開後の5~10手目辺りまでが非常に重要だ。藤井棋聖が早めに突破口を見つけられれば主導権を握る可能性がある。そこを封じられて長丁場の戦いとなれば、木村王位が優位に立つだろう。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 飯島栄治七段、木村王位の封じ手予想 自玉の守りをさらに固める「2三銀」/将棋