小児言語聴覚士の必要性を伝える…FNSドキュメンタリー大賞

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小児言語聴覚士の必要性を伝える…FNSドキュメンタリー大賞
家で遊ぶ祥史君と母・幸恵さん (C)NST【拡大】

 第29回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「かか 親と子のかけ橋 ~小児言語聴覚士の希望と現実~」(NST新潟総合テレビ制作)が、5日深夜2時50分からフジテレビで放送される。 発達障害や吃音、難聴などの理由で言葉に遅れが生じ、コミュニケーションがうまくできない子供たちと親を支援するのが小児言語聴覚士。認知度は低く、有資格者数も多くない。子供や家族を支える小児言語療法の現場を通して小児言語聴覚士の現実を伝える番組である。 新潟南病院のはったつ外来。4歳の祥史君は先天性の病気で甲状腺が半分しかなく、その影響により成長がゆっくりで言葉が少ない。特に色と言葉の結びつけが苦手で、黄色を認識して言葉に発することができなかった。通院して1年余り。小児言語療法による言葉の上達ぶりは母・幸恵さんも実感できるほどになった。 しかし、小児言語療法を受けるすべての子供の成長が約束されているわけではない。番組では新潟医療福祉大学・吉岡豊准教授の小児言語聴覚士育成の取り組みを追う。 NSTの佐藤航ディレクターは「小児言語聴覚士は一体何をして子供たちの成長を促してくのか、そこに興味を持ち取材を始め、思っていた以上に話せない、コミュニケーションがうまくとれない子供たちが多くいることを知った。医師と連携し、工夫を凝らしながら子供たちの成長に寄り添う小児言語聴覚士の大切な役割とその必要性を伝えたい」と話している。 同賞は、FNN・FNS加盟28局が番組制作の質向上を目指す目的で1992年から毎年行っているドキュメンタリー番組のコンテスト。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 小児言語聴覚士の必要性を伝える…FNSドキュメンタリー大賞