【王位戦第3局 一問一答】藤井聡太棋聖「寄せに行ったところで誤算、負けにしてしまったのかも」

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
【王位戦第3局 一問一答】藤井聡太棋聖「寄せに行ったところで誤算、負けにしてしまったのかも」
王位戦第3局を制し、王位奪取まであと1勝に迫った藤井聡太棋聖=5日午後、神戸市北区(日本将棋連盟提供)【拡大】

 史上最年少タイトルホルダーで先手の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が、木村一基王位(47)を149手で破り、3連勝でタイトル奪取にあと1勝とした。第4局に勝てば、2冠獲得となり、規定により八段に昇段する。18歳1カ月での2冠は羽生善治九段(49)の21歳11カ月(王座と棋王)を、八段昇段は加藤一二三・九段(80)の18歳3カ月をそれぞれ上回り、最年少記録を更新する。第4局は19、20日に福岡市の大濠公園能楽堂で指される。 --今回は先手番で早囲いの矢倉を選択。研究済みの作戦だったか 「早囲いを目指す感じでやろうと思っていたけれど、その後、組み合わせがまずく、序盤は少し失敗してしまったかなと思っていた」 --序盤、封じ手の後の▲1九飛や▲2九飛の駒組みは納得がいかなかったのか 「そうですね。自信のない展開かなと思ってました」 --第2日は攻めの形を取ったが手応えは 「後手玉が金銀4枚で堅いので、受けられてみると大変だった」 --攻めの好調さも見ていて感じたが 「流れはいいかと思ったんですけど、(87手目の)▲3四歩が無理筋だったのかも。受けられたときに少し手が分からなくなってしまった」 --終盤、(121手目の)▲2一銀打辺りからの攻防は 「寄せに行ったところで誤算があり、負けにしてしまったのかもしれないと思っていた」 --▲2一銀打辺りか 「そうですね。△2二玉から△2三玉を見落として、そこで厳しくなってしまったかなと」 --上部に脱出した後手玉を追い詰めたが、勝負が見えたのはどの辺り 「(139手目の)▲4二銀から▲4九飛として、(その後に)桂か香が1枚手に入る形になったので、好転したのかなと思いました」 --これで3勝0敗。次局に向けての抱負は 「これまでの内容をしっかり反省して、第4局でいい将棋が指せるようにしたい」 --今回の対局でもいい経験を得られたか 「途中までじりじりとした展開が続いて、そういった展開の中で、木村先生の指し手の力強さを非常に感じました」

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【王位戦第3局 一問一答】藤井聡太棋聖「寄せに行ったところで誤算、負けにしてしまったのかも」