藤井聡太棋聖、羽生超え最年少2冠王手!木村王位に無傷3連勝/将棋

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藤井聡太棋聖、羽生超え最年少2冠王手!木村王位に無傷3連勝/将棋
藤井棋聖が3連勝! 最年少2冠&八段昇段に王手をかけた(日本将棋連盟提供)【拡大】

 史上最年少タイトルホルダーで先手の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が、木村一基王位(47)を149手で破り、3連勝でタイトル奪取にあと1勝とした。第4局に勝てば、2冠獲得となり、規定により八段に昇段する。18歳1カ月での2冠は羽生善治九段(49)の21歳11カ月(王座と棋王)を、八段昇段は加藤一二三・九段(80)の18歳3カ月をそれぞれ上回り、最年少記録を更新する。第4局は19、20日に福岡市の大濠公園能楽堂で指される。 あわや逆転を許してしまいそうな局面を、作り出してしまった。負けを意識した。対局後の藤井棋聖は、正直だった。 「寄せにいったところで誤算があって、負けにしてしまったのかもしれないと思っていました」 名物の「肉うどん」に舌鼓を打った昼食前から、攻め続けた。ABEMA将棋チャンネルの形勢判断も終盤に入り、80%-20%と大きくリード。ところが…。野球の名人、故野村克也さんもよく語っていた。「勝ったと思った時が一番危ない」と。好調な時ほど、落とし穴がある。 「途中から手の調子が良いのかなと思ったんですけど、受けられてみると大変なことになっていると感じました」 寄せにかかった終盤。持ち駒の銀2枚を使い、119手目に▲2二銀打で玉の横につけ、さらに121手目の▲2一銀打で王手。ところが直後に木村王位が△2二玉と銀を奪うと、玉の上部に逃げ道が開けた。この展開を「見落としてしまっていた」という。 持ち時間は2分、相手は15分。だが「誤算」を、すぐ再計算できるのが新棋聖の底力。直後に奪った金で、逃げ道を押さえにかかり、再び攻めに転じる。1分以内に指せば持ち時間は減らない。得意の終盤のタイムマネジメントで、残り時間を止め、冷静に読む。結局、木村王位が先に時間と、活路も失った。
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 藤井聡太棋聖、羽生超え最年少2冠王手!木村王位に無傷3連勝/将棋