吉永小百合、来年公開主演映画で初の医師役 松坂桃李や広瀬すずらと初共演

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!
吉永小百合、来年公開主演映画で初の医師役 松坂桃李や広瀬すずらと初共演
吉永小百合【拡大】

 女優、吉永小百合(75)が通算122本目となる映画「いのちの停車場」(来年公開、成島出監督)に主演し、医師役に初挑戦することが6日、分かった。コロナ禍の今こそ伝えたい命の尊さを描く物語に、28年ぶりの共演の西田敏行(72)や初共演の松坂桃李(31)、広瀬すず(22)、田中泯(75)ら豪華キャストと挑む。来月上旬のクランクインに向け、小百合は「生と死をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作る」と意気込んでいる。 1959年公開映画「朝を呼ぶ口笛」から122作目で、小百合が新境地に挑む。映画は医師で作家、南杏子氏の同名小説が原作。大学病院で救命救急医として働いてきた白石咲和子(小百合)が石川の実家へ戻り、勤務する「まほろば診療所」の在宅医療で患者や家族と向き合い方を見つけていくヒューマン医療ドラマだ。 初の医師役を考えていた小百合は昨夏前、原作に出会い“ひとめぼれ”。「幼い頃、身体が弱くて何度も入院し、素晴らしい先生に救(たす)けていただきました。今、私はどんなドクター像を作ることができるか、心が弾む毎日、しっかり準備します」と気合十分。コロナ禍の影響で3カ月遅れの6月から在宅医療を行う栃木・つるかめ診療所の鶴岡優子医師や東京女子医大病院救命救急センター長、矢口有乃医師の指導を受け役作りに励んでいる。 大女優を初共演の実力派が囲む。咲和子を追って診療所にやってくる元大学病院職員役の松坂は「吉永さんとご一緒できること、大変うれしく思います。と同時にものすごく緊張しております」。診療所の訪問看護師役のすずも「そわそわしながらも、楽しみで仕方ありません」、田中は演じる咲和子の父親像に「震えた」と感激した。 92年公開映画「天国の大罪」以来の共演で、診療所院長を演じる西田は「喜びと緊張で生きる力が、みなぎってまいりました」と撮影を心待ちにする。監督は「第38回モントリオール世界映画祭」で審査員特別賞大賞とエキュメニカル審査員賞の2冠に輝いた小百合主演・初プロデュース作「ふしぎな岬の物語」の成島出氏(59)に決定。豪華キャスティングに成島監督は「作品を通して“生きる希望”が持てるように仕上げたい」と力が入る。 9月上旬から始まる撮影へ向け、小百合は「医療関係の方々へ感謝の思いを込め“生と死”をしっかり見つめる作品をみんなで力を合わせて作ります」と熱演を約束。コロナ禍の今、一石を投じる作品になりそうだ。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 吉永小百合、来年公開主演映画で初の医師役 松坂桃李や広瀬すずらと初共演