青春も友情もフルスロットル! 5分でわかる映画「弱虫ペダル」の見どころ

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青春も友情もフルスロットル! 5分でわかる映画「弱虫ペダル」の見どころ
 人気アイドルグループKing & Princeの永瀬廉(21)が主演を務め、俳優の伊藤健太郎(23)や女優の橋本環奈(21)ら今をときめくキャストが集結した話題の映画「弱虫ペダル」が、8月14日(金)に公開される。原作は2008年に「週間少年チャンピオン」(秋田書店)で連載開始以降、アニメや舞台、ドラマなどのコンテンツとしてメディアミックスされている漫画家・渡辺航氏の人気コミックス。永瀬演じるアニメ好きの高校生・小野田坂道が自転車競技部に入部し、大切な仲間たちのために奮闘する姿などを描いたスポーツ青春漫画だ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日本ではスポーツイベントが軒並み中止や延期に追い込まれている。中・高生も厳しい状況に置かれ、全国中学校体育大会(全中) や全国高校総合体育大会(インターハイ)が中止になるなど、多くの生徒が“最後の夏”を奪われ、悔しさを募らせた。彼らには、ぜひ今作を鑑賞していただき、モヤモヤした気持ちを少しでも晴らしてもらいたい。今作にはそんなパワーが秘められている。
映画「弱虫ペダル」のあらすじをサクッとチェック!
 千葉総北高の1年生になったばかりの坂道は、萌えとアニメを愛する典型的なオタク男子。友達はおらず、趣味といえば毎週末に東京・秋葉原へ通うこと――千葉県から、なんと、交通手段はママチャリで。
 高校で念願のアニメ研究部に入ろうとしたが、休部と知りショックを受ける坂道。そんな時に自転車の走りを見た同級生の今泉俊輔に声をかけられ、坂道は自転車レースをすることになる。やがて、同級生の鳴子章吉やマネージャーの寒咲幹と出会い、同高の自転車競技部に入部。数々の試練を乗り越え、坂道は仲間たちとインターハイ出場を懸けたレースに挑む。
人気俳優が勢ぞろい! 登場人物をおさえよう
 主演の永瀬をはじめ、若手俳優を中心としたフレッシュな顔ぶれも作品の見どころのひとつだ。キャストと合わせて、個性豊かなキャラクターを紹介。ぜひ推しメンを見つけて欲しい。
小野田坂道(永瀬廉)

同高1年生。メガネがトレードマークのオタク少年。ママチャリでの秋葉原通いで鍛えられた高回転(ハイケイデンス)のペダリングで坂を駆け上がる、天賦の“クライマー”。仲間との出会いによって自転車の楽しさを知り、自転車競技部に入部する。
よく歌っているのは、愛するアニメのテーマソング「恋のヒメヒメぺったんこ」。
今泉俊輔(伊藤健太郎)

同高1年生。中学生時代から自転車競技で名を馳せてきたオールラウンダー。クールな眼差しの中に熱い闘志を秘め、ストイックに己を磨き続ける。坂道の素質を最初に見出す。
寒咲幹(橋本環奈)

同高1年生。坂道の同級生で、自転車が大好きな同高自転車競技部のマネージャー。坂道に自転車に乗ることの楽しさを教え、的確なアドバイスも送る。
鳴子章吉(坂東龍汰)

同高1年生。大阪府出身。超派手好きで「速い=目立つ」と考えるスプリンター。小柄ながら、持ち前の負けん気と根性で逆境をはねのける。
巻島裕介(栁俊太郎)

同高3年生で、最強のクライマー。飄々(ひょうひょう)とした態度とは裏腹に信念を持ち、仲間と自転車を愛する情熱家。口癖は「~っショ」。
金城真護(竜星涼)

同高3年生で自転車競技部のキャプテン。的確な状況判断力と高いレベルの総合力、強靭なメンタルを持ち、メンバーからの信頼も厚い。
田所迅(管原健)

同高3年生。巨体と尋常ならぬ肺活量、熱いハートの最強スプリンター。チームメイトを鼓舞するセリフにも注目。
 このほか、映画オリジナルのキャラクターで、幹の父親、寒咲幸司役に皆川猿時が出演。若手キャストのなかの頼もしい大人として存在感が光る。
CG一切なし!? 映画“弱ペダ”のココがすごい!
 スポ根ものとしての王道を行く流れと、絶対の青春ストーリー、心揺さぶる熱い展開、桜咲き乱れる美しい背景…。今作の見どころは多々あるが、やはり最も印象に残るのは、ド迫力のレースシーンだろう。
(C)2020 映画「弱虫ペダル」製作委員会

 坂道と今泉の自転車レースをはじめ、劇中では緊迫のレースシーンが複数回登場するが、そのすべてが出演者たちの体当たり演技。コンピューターグラフィックス(CG)を一切使っていないというこだわりは、特筆すべき点だろう。
 特に主人公の坂道は、自転車競技をゼロから始めた超初心者という設定。慣れないレースにおどおどしつつも、少しずつペダルのケイデンス(回転数)を上げていく坂道。経験を重ねながら、やがて並み居る部員たちと肩を並べて急勾配の坂道を駆け上がるようになり、最後は、他校の選手を抜くまでに成長していく。今作では、その過程をリアルに表現している。
 初心者で技術力の乏しい坂道にできること、それはチームのためにペダルを回すこと。坂道はペダルを回す。さらに回す。もっともっと、ケイデンスを上げる…。ただでさえハイスピードの自転車たちに交じり、その隙間を縫って加速し続けなければならない。並々ならぬ体力や集中力などが要求される難しい役だ。しかし、永瀬はそれを見事なまでにやってのけた。その身体能力と演技力に脱帽だ。
(C)2020 映画「弱虫ペダル」製作委員会

 もちろん、永瀬以外の出演者も本気で作品と向き合った。練習を重ね、実際に自転車を漕いできた。実力者の今泉や鳴子、“最強”を自負する3年生メンバーは坂道と違い、あくまで涼しい顔で、演技に集中しなければならない。そのシーンからは、水面下のもがきを決して悟らせない、「白鳥の美学」 のようなものが感じられる。
 さらに注目してほしい点は、“自転車がつなぐ絆”だ。チームが一丸となってゴールを目指す自転車競技に触れ、坂道は人生で最も欲しかったものを手に入れる。それは仲間だ。
 「自転車競技未経験のオタクが一朝一夕で競技者になれるのか」--。そう思う方もいるかもしれないが、自転車に運動神経は関係ないという見方もある。「仲間のために」。その思いだけがあれば、どこまでも走れるということに坂道は気づき、それゆえ、彼はどこまでもペダルを回し続けるのだ。
 「仲間と一緒に走りたい」「ちぎれるまで回せ」。今作を見れば、かつて友達がいなかった坂道の強いメッセージが伝わってくるはずだ。たとえ限界でも、仲間のためなら、きっと超えられる。そんな思いを胸に秘めた高校生たちが起こす熱い奇跡。ぜひ、かけがえのない仲間とともにご覧いただきたい。
映画『弱虫ペダル』公式サイトhttps://movies.shochiku.co.jp/yowapeda-eiga/
『弱虫ペダル』(C)2020 映画「弱虫ペダル」製作委員会 (C)渡辺航(秋田書店)2008
8月14日(金)全国公開

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 青春も友情もフルスロットル! 5分でわかる映画「弱虫ペダル」の見どころ