【ヒューマン】五木ひろしが語る歌、紅白、妻への思い 私生活では尻に敷かれ…

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【ヒューマン】五木ひろしが語る歌、紅白、妻への思い 私生活では尻に敷かれ…
趣味はゴルフで、スコアは80前後という五木=東京・赤坂【拡大】

 歌手、五木ひろし(72)が26日、初めて後輩歌手たちのヒットソングを集めたカバーアルバム「演歌っていいね!」を発売する。そこに込めたのは「華やかな歌謡界を復活させてほしい」という熱いエール。コロナ禍の中、人々を癒やす歌の力の素晴らしさや今年出場すれば史上最多の50回出場となるNHK紅白歌合戦のほか、妻への思いも率直に語った。(ペン・森岡真一郎、カメラ・斎藤浩一) 1965年にデビューするも低迷。その境遇を変えようと3度改名し、4度目に五木ひろしと名乗った71年3月、苦節10年で「よこはま・たそがれ」のヒットを飛ばした。あれから今年で50年目。節目の年に後輩たちの歌に初挑戦した初のアルバムを制作した。 「1月の大阪・新歌舞伎座で共演した坂本冬美ちゃんの歌う『俺でいいのか』を聴いて、いい歌だなあと思ったのがきっかけです。僕は幸い、昭和、平成を通じて歌謡曲・演歌が国民に親しまれる時代に育った。あの華やかさを後輩たちにもう一度、復活させてもらいたいと思って作りました」 緊急事態宣言の明けた5月末、テレビ番組や座長公演などで共演し背中で教えてきた後輩たちのカラオケ人気ソングを選曲。レコーディングは25人編成のバンドと感染予防に気を配り収録した。 「多くの方に改めて演歌の素晴らしさを知ってほしいなとも思います」 全15曲のうち13曲は後輩の歌で、他にも福田こうへい(43)の民謡「アイヤ子守唄」や市川由紀乃(44)の「雪恋華」など多彩。五木は自ら作曲する時に使うギターの音色に合わせて歌うため、キーの高さは若い頃と変わらない。その哀愁を帯びた高音は原曲とはひと味違う情感にあふれ、生きる喜びや覚悟を示す作品群に仕上がった。 「歌は僕にとって人生そのもの。つらいときも悲しいときも、命がけで歌ってきた。その覚悟は後輩たちにも持ってほしいと思いますね」 さりげなく語るが、脳裏にはいつも忘れぬ情景がある。1995年1月の阪神大震災の直後、神戸・長田区で行った慰問ライブだ。 「倒壊した家屋やがれきの積まれた焼け野原。そこに地元商店街の方々が手作りのステージを作ってくれて、1万人も集まったんです。中には家族や友人を失った人もいる。1曲目の『汽笛』から、泣けて歌えなくなった。『頑張って!』という声援にやっと歌うことができました」 そのライブが自分の信念となった。 「歌には一瞬でも、人々を癒やし、つらいことを忘れさせ、希望を呼び起こす力がある。コロナ禍の今も、そのことを大事に歌いたいと思います」
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[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【ヒューマン】五木ひろしが語る歌、紅白、妻への思い 私生活では尻に敷かれ…