須藤甚一郎さん、葬儀・告別式 長男・健太郎氏「いい意味で空気を読まない人でした」

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須藤甚一郎さん、葬儀・告別式 長男・健太郎氏「いい意味で空気を読まない人でした」
須藤さんの葬儀・告別式で喪主あいさつする長男、須藤健太郎氏=東京・瀬田【拡大】

 多臓器不全のため今月11日に死去した芸能リポーターで東京・目黒区議、須藤甚一郎さん(享年81)の葬儀・告別式が19日、東京・世田谷区の公益社用賀会館で営まれ、約40人が参列した。 長男の会社員、健太郎氏(50)が喪主あいさつで故人の病状経過を説明。須藤さんは64歳のとき脊柱管(せきちゅうかん)狭窄症で腰部の手術を受ける際、担当医から「麻酔を効かせるために、たばこをやめてください」と宣告され、以来、禁煙したという。 「でも、父は若い頃からチェーンスモーカーだったので、肺はボロボロでした。肺気腫などで最晩年は右の肺がキューッと小さくなり、自力で呼吸することが難しかった。昨年夏に熱中症で車いす生活になってからは、腎臓など消化器も病気になりました」と振り返った。 今年になって入院中、PCR検査を受けたが、診断結果は陰性。「こうして葬儀を行えたのも陽性ではなかったからですが、2回、3回と危篤になって親族が呼び出されるときしか、父に会えませんでした。コロナ、憎しです」と声を詰まらせた。 父の人生を振り返り「週刊誌の記者からテレビの芸能リポーターに誘っていただいたのは梨元勝さん。政界に誘っていただいたのは鳩山邦夫さん。恩人のお二人とは今頃、天国でワイワイ楽しくやっていると思います」と遠くを見る目に。「知りたいこと、やりたいことをとことん追求する人でした」と誇らしげに語った。 「父は忖度(そんたく)をしたり、長いものに巻かれたりすることの対極にいる人で、芸能リポーターとしても政治家としてもいい意味で空気を読まない人でした。ですから、うっとうしいと感じた人も魅力があると思った人もいるでしょう」と語り、独立独歩の生き方を息子として「継承したい」と誓った。 最後に「区議会でも遠慮なく質問する父でした。須藤甚一郎は亡くなりました。ここに参列くださった目黒区議の方々も、『これはおかしい』と思ったら、父のようにどこまでも突っ込んでいく精神をほんの少しでも思い出し、『須藤だったら、こうやってたんじゃないか』と区議会で遠慮しない質問を続けていただければと思います。それが無所属だからこそ、どの党の方とも仲良くしていただいた父の願いだと思います。ありがとうございました」と結んだ。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 須藤甚一郎さん、葬儀・告別式 長男・健太郎氏「いい意味で空気を読まない人でした」